フォージャー家ではヨルの夫、アーニャの父親として振る舞いますが、 正体は〈黄昏(たそがれ)〉というコードネームを持つ西国の情報局対東課〈WISE〉所属のスパイ です。任務のために精神科医ロイド・フォージャーと名乗り、アーニャやヨルと家族になりました。

頭脳明晰で冷静沈着。変装術にも長けた優秀なスパイです。一見すると冷たさを感じますが、スパイとして戦う理由が人々の平和を守るためというものであるなど、優しくかっこいいキャラクターです。

フォージャー家の娘。任務のために必要な「子ども」を探していたロイドと孤児院で出会いました。

実は、とある組織の実験で偶然生み出された超能力者で、他人の心を読むことができます。組織から逃亡して孤児院にいました。

ロイドやヨルの裏の姿を知るフォージャー家唯一のキャラクターでもあります。

フォージャー家ではロイドの妻、アーニャの母親として振る舞いますが、 実は〈いばら姫〉というコードネームを持つ凄腕の殺し屋 です。温厚で天然なかわいい女性ですが、とてつもない戦闘力を持っています。

大切な弟を安心させたいという思いと、周囲から怪しまれずに殺し屋を続けたいという思いから、恋人役を探していたところロイドと出会いました。

ロイドのなじみの情報屋であり、協力者。 凄腕スパイである〈黄昏〉の任務をサポートする発明品を制作したり、アーニャの子守をしたりと、たびたびロイドにこき使われています。女性にモテないことを気にする、お茶目な一面も。

シルヴィア・シャーウッドは ロイドの所属する西国情報局の管理官(ハンドラー) です。〈黄昏〉の上司にあたり、時として無理難題を課します。

戦争を心から憎み、世界の平和のためオペレーション〈梟(ストリクス)〉の成功に尽力しています。

ヘンリー・ヘンダーソンは、 アーニャが入学したイーデン校の教師で寮長(ハウスマスター)でもあります。 担当教科は歴史。 「エレガント」を何よりも大切にしており、自身も常に紳士のように振る舞う良識人 です。

教師としてはとても厳しく生徒たちからは恐れられていますが、さりげなく生徒を気遣うなど優しい面もあります。ロイドのことを気に入っており、娘であるアーニャのことも気にかけています。

ユーリ・ブライアは ヨルの実の弟 です。早くに親を亡くしたために親代わりとなって自分を育ててくれた 姉・ヨルのことを大切に思っています。

ただ、その想いが強過ぎて極度のシスコンになってしまいました。 普段は真面目で有能な青年ですが、姉のことになると暴走してしまう癖があります。

実は東国の国家保安局で働いており、スパイ〈黄昏〉を追っています。 ロイドが〈黄昏〉であることには気付いていません。

ダミアン・デズモンドは、 アーニャの入学したイーデン校のクラスメイトで、ドノバン・デズモンドの次男です。 クラスメイトを見下すなど傲慢な態度が目立ちますが、父親に認められたいという思いも強く、そのためには努力を惜しまない一面もあります。

ロイドの任務がドノバン・デズモンドに接近することだと知っているアーニャが近づき、交流が始まります。

ベッキー・ブラックベルは、 アーニャのクラスメイト で、大手軍事企業ブラックベルのCEOの娘です。わがままなところがありアーニャのことも最初はバカにしていましたが、入学当日、 アーニャがダミアンを殴ったのが自分のためだと勘違いしてから仲よくなりました。何かとアーニャの面倒を見てくれる女の子です。

エミール・エルマンは アーニャのクラスメイトで、ダミアンの取り巻きの1人です。おかっぱと出っ歯が特徴で、常にダミアンと一緒にいます。

ダミアンのことをとても大切に思っており、ときには身を投げ出して守ろうとすることもあります。ダミアンのことを総裁の息子としてではなく1人の少年として尊敬しています。

ユーイン・エッジバーグは アーニャのクラスメイトで、ダミアンの取り巻きの1人です。面長の顔と高めの髪型が特徴で、エミールとともに常にダミアンと一緒に行動しています。

ダミアンのことを立てる太鼓持ちのような行動をすることも多いですが、彼のために体を張ったり彼が喜ぶと自分も喜ぶなど、ダミアンのことを大切に思っているキャラクターの1人です。