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アカデミー賞主演女優賞を受賞したハリウッド女優の出演作品を紹介!

世界中の注目を集めるアメリカのアカデミー賞ですが、2022年は、日本映画「ドライブ・マイ・カー」の国際長編映画賞や、ウィル・スミスの平手打ち事件などで話題満載でした。
一方で、「受賞者は誰だ?」と肝心の部分を思い出せなくなっている方もいるのではないでしょうか。映画の華は、なんといっても美しい女優。ハリウッド女優は世界中のあこがれです。
そこで本記事では、2022年のアカデミー賞主演女優賞受賞者をはじめ、過去に受賞経験があり現在も活躍中のハリウッド女優たちと、その出演作品を紹介します。
※記事の内容は記事公開時点のものです。

<目次>
注目のハリウッド女優:ジェシカ・チャステイン
注目のハリウッド女優:オリヴィア・コールマン
注目のハリウッド女優:エマ・ストーン
注目のハリウッド女優:ナタリー・ポートマン
注目のハリウッド女優:ニコール・キッドマン
アカデミー賞を受賞したハリウッド女優の作品を見よう!

注目のハリウッド女優:ジェシカ・チャステイン

女神の見えざる手

©2016 EUROPACORP – FRANCE 2 CINEMA

2022年のアカデミー賞主演女優賞を受賞したのは、ジェシカ・チャステインで、作品は『タミー・フェイの瞳』(2021年)です。子ども時代はかなり貧しかったというジェシカですが、女優になりたいという夢をあきらめず、トップハリウッド女優になりました。そんなジェシカ・チャステインの過去の作品をいくつか紹介します。

タミー・フェイの瞳

『タミー・フェイの瞳』は、マイケル・ショウォルター監督によるノンフィクションのヒューマンドラマです。1970〜80年代に人気だったテレビ伝道師の実録ドラマで、ジェシカは伝道師の妻タミーを演じました。
全米で最も成功を収めたテレビ伝道師、タミー・フェイとジム・ベイカー(アンドリュー・ガーフィールド)夫妻の史上最大の栄光と失墜ーージェシカ・チャステインが驚愕の演技で魅せる、実話に基づく贖罪の物語です。

ゼロ・ダーク・サーティ

『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)は、アメリカ同時多発テロの首謀者とされるオサマ・ビンラディンの殺害計画を描いた実録サスペンス映画です。監督はキャスリン・ビグローです。ジェシカは、この映画でアカデミー主演女優賞にノミネートされました。
物語は、ビンラディンの消息をつかめずにいるCIAが女性分析官のマヤ(ジェシカ・チャステイン)を派遣するところからはじまります。関係者の証言をもとに制作されているため、ビンラディンの追跡や殺害計画はリアルで、緊張感があります。
細部までこだわった戦闘シーンが繰り広げられます。また、緊張感や怒り、悲しみなどを表現したジェシカの演技も見どころです。

女神の見えざる手

『女神の見えざる手』(2016)はジョン・マッデン監督による、社会派サスペンス映画です。主人公のエリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)は敏腕の女性ロビイストで、アメリカの国政にも影響を与えています。
勝つためには手段を選ばず妥協を許さない仕事ぶりに、政府やメディアから一目置かれていました。しかし、あることをきっかけに彼女はトラブルに巻き込まれていきます。
『女神の見えざる手』は先の読めない心理戦が続きますが、物語はテンポよく進みます。政治・サスペンス・スパイ要素が含まれていて、濃厚でスリリングな映画体験を楽しめるでしょう。また、信念にしたがって行動する主人公の姿にも注目です。

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注目のハリウッド女優:オリヴィア・コールマン

女王陛下のお気に入り

© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation.  All rights reserved.

2019年のアカデミー賞主演女優賞受賞者は、英国出身のオリヴィア・コールマンで、作品は『女王陛下のお気に入り』(2018)です。オリヴィアが女優をめざしたきっかけは、名門ケンブリッジ大在学中に参加した演劇部だったといいます。そんなオリヴィア・コールマンの過去の作品をいくつか紹介します。

女王陛下のお気に入り

アカデミー賞主演女優賞を受賞した『女王陛下のお気に入り』は、ヨルゴス・ランティモス監督の歴史コメディ映画です。物語の舞台は18世紀初頭のイングランドで、実在のアン女王(オリヴィア・コールマン)の寵愛(ちょうあい)を奪い合う、女同士の戦いを描いています。
『女王陛下のお気に入り』の見どころは、3大女優の演技のぶつかり合いです。オリヴィアとともに、レイチェル・ワイズとエマ・ストーンが強烈なキャラクターを演じています。

ファーザー

『ファーザー』(2020)はフロリアン・ゼレール監督による、ヒューマンストーリーです。ロンドンで1人暮らしをしている81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は、認知症を発症していました。娘のアン(オリヴィア・コールマン)が介護者を手配しますが、気むずかしいアンソニーは拒否し続けます。
おすすめのポイントは綿密に作られた脚本です。認知症をわずらったアンソニーの視点で描かれ、何が真実なのか観客にもわからないまま物語は進みます。アンソニー・ホプキンスは、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞しました。

オリエント急行殺人事件

『オリエント急行殺人事件』(2017)は、アガサ・クリスティの有名なミステリー小説の映画化作品です。豪華寝台列車のオリエント急行の車中でくつろぐ名探偵エルキュール・ポアロ。そこに、富豪の骨董商エドワード・ラチェットから「命を狙われている」と相談を受けます。監督はケネス・ブラナーです。
おすすめのポイントは、衝撃の結末と豪華なキャストです。ポアロは監督のケネス・ブラナーが演じ、被害者のラチェットはジョニー・デップでした。オリヴィア・コールマンは、公爵夫人のメイドで出演しています。オリエント急行殺人事件の映画化は、1974年以来2度目で、話題を集めました。

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注目のハリウッド女優:エマ・ストーン

ラ・ラ・ランド

© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

2017年のアカデミー賞主演女優賞受賞者は、エマ・ストーンで、作品はミュージカル映画の『ラ・ラ・ランド』です。エマは幼少期から劇団で演技を学び、数多くの舞台に出演していました。そんなエマ・ストーンの作品をいくつか紹介します。

ラ・ラ・ランド

『ラ・ラ・ランド』(2016)はデイミアン・チャゼル監督によるミュージカル映画です。物語の舞台はロサンゼルスで、女優志望のミア(エマ・ストーン)とジャズクラブの開業が夢であるセブ(ライアン・ゴズリング)の恋模様を描いています。順調に恋を育んでいた2人ですが、夢へ近づくごとにすれ違いがおきます。
おすすめのポイントは、ミュージカル映画の魅力を存分に味わえるところです。音楽や歌、ダンスのすべてが素晴らしく、ミュージカルを見たことがない方でも楽しめるでしょう。

教授のおかしな妄想殺人

『教授のおかしな妄想殺人』(2015)はウディ・アレン監督による、コメディ映画です。物語は落ち込み状態の大学教授が、殺人計画の妄想に夢中になることからはじまります。妄想によって元気を取り戻す大学教授ですが、また騒動も巻き起こしてしまいます。
おすすめのポイントは、奇抜なストーリー展開です。ダークなユーモアが存分に描かれています。そして、女性教授を演じるエマ・ストーンのキュートさにも注目です。

小悪魔はなぜモテる?!

『小悪魔はなぜモテる?!』(2010)はウィル・グラック監督による、コメディ映画です。物語の舞台はクリスチャンの学校で、主人公のオリーヴ(エマ・ストーン)はモテない女子高生です。「初体験」をしたというウソから、騒動に巻き込まれていきます。
おすすめのポイントはドタバタ青春ストーリーで、笑えながらもキュンとするところです。また、ミュージカル要素も含まれていて、音楽が好きな方にもおすすめです。

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注目のハリウッド女優:ナタリー・ポートマン

レオン

© 1994 GAUMONT/LES FILMS DU DAUPHIN

2011年のアカデミー賞主演女優賞受賞者は、10代から活躍しているナタリー・ポートマン。作品は『ブラック・スワン』(2010)です。「世界で最も美しい顔ランキング」で1位になったこともあるナタリーは、女優だけでなく社会活動にも力を入れているといいます。そんなナタリー・ポートマンの過去の作品をいくつか紹介します。

レオン

『レオン』(1994)はリュック・ベッソン監督による、アクション映画で、ナタリーの映画デビュー作にあたります。ニューヨークの寂れたアパートに住む少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)は、麻薬をめぐるトラブルで家族全員を殺害されます。マチルダが隣室に住むレオン(ジャン・レノ)という男に助けを求めたことから、2人の奇妙な共同生活がはじまります。レオンは孤独な殺し屋でした。
おすすめポイントは、マチルダとレオンのきずなです。殺しの技術を覚えたいというマチルダと戸惑うレオンが、次第に強いきずなで結ばれていく様子に心が温まるでしょう。ナタリーは、デビューから圧倒的な存在感を見せています。

ブラック・スワン

『ブラック・スワン』はダーレン・アロノフスキー監督による、心理サスペンス映画です。主人公は、バレリーナのニナ・セイヤーズ(ナタリー・ポートマン)です。『白鳥の湖』のプリマに抜擢され、プレッシャーや不安から幻覚を見るようになります。
おすすめポイントは、精神的に追い詰められていくニナ・セイヤーズの心理描写です。スリリングな展開に、思わず手に汗を握るでしょう。また、心理サスペンスの要素が強いため、バレエになじみのない方でも楽しめます。

ポップスター

『ポップスター』(2018)はブラディ・コーベット監督によるヒューマンドラマです。物語の発端となるのが、アメリカのとある学校でおきた銃乱射事件です。主人公のセレステ(ナタリー・ポートマン)は、姉と追悼曲を制作し、大ヒットさせます。このことが彼女の人生を大きく変えていくのでした。
おすすめのポイントは、作中でさまざまな音楽を楽しめるところです。きらびやかな衣装に包まれたナタリー・ポートマンが、本格的な歌とダンスを披露します。また、物語は光と闇を描いていて、音楽だけではなく物語もしっかり味わえる作品です。

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注目のハリウッド女優:ニコール・キッドマン

めぐりあう時間たち

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2003年にアカデミー賞主演女優賞を受賞したのはニコール・キッドマンで、作品は『めぐりあう時間たち』(2002)です。多くの受賞歴のあるニコールは、女優業のほかに、映画プロデューサーや慈善活動家としても活動しています。そんなニコール・キッドマンの作品をいくつか紹介します。

​​めぐりあう時間たち

『めぐりあう時間たち』はスティーブン・ダルドリー監督によるロマンス映画です。物語は1923年のロンドンからはじまります。作家バージニア・ウルフ(ニコール・キッドマン)を軸に、時代も場所も違う女性3人の人生がつながっていく様子を描いた作品です。アカデミー賞では計9部門にノミネートされました。
おすすめのポイントは、3大女優の夢の共演です。ニコール・キッドマン、メリル・ストリープ、ジュリアン・ムーアが3つの時代の異なる主人公を演じています。

ムーラン・ルージュ

『ムーラン・ルージュ』(2001)は、バズ・ラーマン監督によるミュージカル映画です。作家志望の男クリスチャン(ユアン・マクレガー)は、パリでキャバレー「ムーラン・ルージュ」の劇作家と出会い仲間となります。そして、ひょんなことから花形女優であるサティーン(ニコール・キッドマン)と出会い恋に落ちます。
おすすめポイントは豪華絢爛なショーです。圧倒的な音楽と華やかなパフォーマンスに、観客もくぎ付けになるでしょう。ニコールは、この映画でアカデミー主演女優賞にノミネートされました。

LION ライオン 25年目のただいま

『LION ライオン 25年目のただいま』(2016)はガース・デイヴィス監督による、ヒューマンドラマの作品です。5歳で家族とはぐれ、オーストラリア人の夫婦に引き取られたインド人の少年が、故郷を探して25年後に戻るという実話をもとにしたストーリーです。
おすすめポイントは、大きくなった主人公が、5歳の頃のかすかな記憶を頼りに、「Google Earth」で故郷の家族を探す場面です。登場人物たちの悲しみや不安が深く胸に刺さります。また、インドで撮影された列車のシーンは、とても臨場感のある仕上がりです。ニコールは、少年のオーストラリアの養母を演じました。

■dTVで「LION ライオン 25年目のただいま」を視聴するならこちら>>

アカデミー賞を受賞したハリウッド女優の作品を見よう!

アカデミー女優賞を受賞したハリウッド女優を過去の作品も含めて紹介してきました。女優に絞ってみることで、どんな役の変遷があったかの気づきもあるのではないでしょうか。「こんな作品で、こんな人と共演していたのか」という発見もあるかもしれません。

本記事で紹介した作品は、いずれも評価の高いもので、誰もが必ず楽しめるでしょう。気になるものがあったら、「dTV」で視聴してみてください。

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