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【場所別】水回りの掃除方法を徹底解説|おすすめ洗剤や汚れを防止する方法を紹介

洗面台

「汚れやすい水回りの掃除に困っている」「水回り掃除を効率よく行う方法を知りたい」とお考えの方は多いのではないでしょうか。
キッチンや風呂場などの水回りは、毎日の生活に欠かせない場所です。清潔に保ち、気持ちよくつかいたいものの、汚れが溜まりやすい場所でもあります。水回りの汚れを放置すると、カビや雑菌が大量繁殖する原因となります。
そこで本記事では「基本的な水回りの掃除方法」「場所・汚れ別の詳しい掃除内容やアイテム」「汚れを防止する方法」について詳しく解説します。日々の水回りの汚れに困っている方は、ぜひ参考にしてください。
※記事の内容は記事公開時点のものです。

基本的な水回りの掃除方法

水回り 掃除

この章では、以下の場所における、基本的な水回りの掃除方法を紹介します。

  • キッチン
  • 風呂場
  • 洗面所
  • トイレ

場所や汚れの種類によって、掃除方法は異なります。水回りの汚れで多い「カビ」と「水アカ」の掃除方法を解説しますので、しっかり確認しましょう。

カビの掃除方法

カビや雑菌の掃除には、塩素系漂白剤をつかいましょう。 風呂場やトイレなどの水回りでは、カビや雑菌が多く繁殖します。ピンクのぬめりや黒のシミは、カビや雑菌が原因の汚れです。放置するとさらに繁殖し、体に悪影響をおよぼしたり悪臭を放ったりします。
水回りのカビは、以下の4つの手順で効率よく落とせます。
  1. 1.塩素系漂白剤を用意する
  2. 2.カビや雑菌の汚れが気になる場所に塩素系漂白剤をかける
  3. 3.20分ほど放置する
  4. 4.シャワーなどで塩素系漂白剤と汚れを洗い流す
塩素系漂白剤を使用する前に、ビニール袋やティッシュをつかって、髪の毛などのゴミを片付けておきましょう。塩素系漂白剤を流した後にも汚れがある場合は、歯ブラシでこすると落ちます。
塩素系漂白剤は、体への刺激が強いため、直接触らないなど注意が必要です。より体に優しい方法として、重曹とクエン酸を用いる方法もあります。しかし、クエン酸と塩素系漂白剤を併用してしまうと、有毒ガスが発生し大変危険です。使用する際は、併用しないよう注意しましょう。

水アカの掃除方法

水アカはアルカリ性の汚れのため、酸性の性質を活用して中和すると、汚れが落としやすくなります。 水アカはカルキとも呼ばれ、水回りで多く見られる汚れの一種です。水道水に含まれるミネラル分が、蛇口や鏡に付着した状態で乾くことで、水アカ汚れとなります。水アカを掃除する手順は、以下のとおりです。
  1. 表示にしたがって、クエン酸を薄める(水1カップに、クエン酸小さじ1が目安)
  2. 汚れの上にキッチンペーパーをかぶせ、水溶液をスプレーする
  3. 1時間ほど放置する
  4. キッチンペーパーで汚れを拭き取る
クエン酸はゆっくりと水アカを分解するため、すぐに洗い流さず放置すると汚れが落ちやすくなります。クエン酸の酸性の性質を利用して、水アカを効率よく落としましょう。

【キッチン】水回りの掃除方法3選

キッチン 掃除

キッチンは、食品を扱う場所のため、水回りのなかでも特に清潔にしたい場所です。キッチンの水回り掃除は、汚れの性質に合わせて、効果のある道具をつかうとよいでしょう。

  • 水垢はクエン酸で落とす
  • ぬめりやカビは漂白剤で落とす
  • 油汚れは重曹・セスキ炭酸ソーダをつかう

汚れを落とすことも大切ですが、利用のたびにシンクの水分を拭き取るだけで、水アカやカビの繁殖を防ぎます。この章で、キッチンの水回りの掃除方法を、汚れの種類に分けて確認しましょう。

水アカはクエン酸で落とす

シンクの水アカには、クエン酸が効果的です。 シンクや蛇口にウロコのような汚れが残っていたら、クエン酸水をスプレーしてシンク用スポンジでこすりましょう。まだこびりついていない水アカであれば、クエン酸をつかわずに、シンク用スポンジと中性洗剤でも落とせます。
上記の方法ではなかなか落ちない場合は、キッチンペーパーにクエン酸を吹きつけ、汚れに被せて1時間ほど放置しましょう。

ぬめりやカビは漂白剤で落とす

シンクのなかでも、排水口部分はぬめりやカビが発生しやすい場所です。 カビは、漂白剤を用いることで取り除けます。 使用方法は、製品によって違うため確認が必要ですが、基本的につけ置き洗いが有効とされています。
ぬめりやカビを放置すると、雑菌繁殖の原因となり、悪臭につながります。シンクのカビは、油や食材のカスを栄養源とするため、まずは毎日シンクを洗い、水分を残さないことを習慣にしましょう。塩素系漂白剤でカビを落とす場合は、十分な換気をし、クエン酸水と混ざらないように厳重な注意をしてください。

油汚れは重曹・セスキ炭酸ソーダをつかう

キッチンは、他の水回りと違い、食品や油の汚れも付着します。 油汚れは、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗剤が効果的です。
重曹やセスキ炭酸ソーダは、スプレーボトルに入れ、汚れに吹きかけて使用します。吹きかけた後に、キッチンペーパーで拭き取ると、油汚れがスッキリ落ちます。なかなか落ちない頑固な油汚れは、スプレーを吹きかけた後、数分放置してから拭き取りましょう。

【風呂場】水回りの掃除方法3選

風呂場 掃除

風呂場は、密閉された空間でお湯をつかうため、カビの繁殖しやすい高温多湿な環境です。風呂場の掃除方法は、以下のとおりです。

  • 浴室内の水分を取り除く
  • 壁・床の掃除でピンクカビを落とす
  • 排水溝の汚れを取り除く

風呂場も、キッチンと同様、毎日簡単な掃除をするだけで、頑固な汚れを防ぎます。入浴後に、冷水をかけて温度を下げたり、水分を拭き取ったりしておくと、そこまで大変な掃除にはなりません。この章で、風呂場の掃除方法を確認しましょう。

浴室内の水分を取り除く

水回り掃除が大変な理由は、水分がさまざまな汚れを引き起こすからです。 掃除や入浴のあとは、水切りワイパーで水分を取り除いておくと、水アカがつきにくくなります。 鏡のウロコ汚れの防止や、カビ対策にもなります。
また、風呂場を清潔に保つためには、高温多湿な状況にしないことも大切です。風呂場でお湯をつかったあとは、冷水を出して温度を下げましょう。その後、浴室が完全に乾燥するまで換気扇をつけると、風呂場の掃除は楽になります。

壁・床の掃除でピンクカビを落とす

ピンクカビは、風呂場の床やシャンプーボトルなどの底に発生します。 ピンクカビは、直接人体に影響はないものの、他のカビの発生原因となるため、なるべく早く除去しましょう。
ピンクカビは、繁殖するスピードが速いため、掃除してもすぐに発生してしまいます。水分がある場所を好むため、まずは浴室内の水分を取り除くことが重要です。毎日のシャワーでは、ピンクカビの餌となる体の油脂や石鹸汚れも壁や床に付着するため、早めに洗い流しましょう。

排水溝の汚れを取り除く

排水溝に髪の毛や汚れがたまると、カビや雑菌の繁殖原因となります。 排水溝の汚れは、できれば毎日取り除くとよいでしょう。
排水口ネットを利用すると、髪の毛や石鹸汚れをキャッチしてくれるため便利です。抗菌・防臭加工されているものや、水通りがよいものなど、排水口ネットにはさまざまな種類があります。自宅の排水溝に合った、つかいやすいものを選びましょう。

【トイレ】水回りの掃除方法3選

トイレ 掃除

トイレは、水回りのなかでも汚れやすい場所です。トイレの掃除方法は、以下のとおりです。

  • 上から・奥から順番に掃除する
  • 手洗い用タンクを掃除する
  • 便器を酸性洗剤やブラシで掃除する

トイレの汚れを放置すると、悪臭が染み込み、トイレや壁紙を交換する事態になってしまうこともあります。この章で、トイレの掃除方法を詳しく確認しましょう。

上から・奥から順番に掃除する

トイレの掃除は「上から・奥から」が基本です。 トイレは、狭い空間のなかで、ストック棚や換気扇など、さまざまな場所を掃除する必要があります。換気扇や窓などから汚れを取り除くことにより、掃除の二度手間を防ぎます。
順番を間違えると、余計に汚れや掃除する場所を増やすことになるため、注意が必要です。換気扇や窓の掃除が終わったら、手洗い場やタンクの掃除をし、最後の床掃除でまとめて汚れを取り除きましょう。

手洗い用タンクを掃除する

トイレに手洗い用タンクがある場合、水が頻繁に流れるため、水アカや黒カビが発生しやすいです。 便器の掃除の前に、まずは手洗い用タンクを掃除しましょう。
水アカ汚れがある場合、クエン酸スプレーを吹きかけて、1時間ほど放置した後、雑巾で拭き取ります。水アカが発生しないよう、日々水分を拭き取ると、掃除が楽になります。

便器を酸性洗剤やブラシで掃除する

便器掃除も、上からの順番を意識して掃除します。 具体的には、フタ、便座、便器内の順番です。フタや便座は、拭き取って流すタイプのウェットティッシュを利用するとよいでしょう。
便器内は、トイレ用洗剤を用いて、トイレブラシでこすって落とします。トイレブラシを利用すると、手が届きにくい場所までしっかり汚れが落とせます。汚れがなかなか落ちない場合は、酸性の洗剤をつかってみてください。

水回りの汚れを防止する3つの方法

洗面台 掃除

水回りのカビや水アカ汚れを少しでも減らす予防方法は、以下のとおりです。

  • 汚れを長期間放置しない
  • こまめに換気する
  • 水滴を残さない

この章で、カビや水アカの予防方法を確認して実践し、毎日の掃除を楽にしましょう。

汚れを長期間放置しない

水回りの汚れで発生しやすいカビや水アカの防止は、まず汚れをためないことが大切です。 できれば、使用した後は毎回欠かさず掃除を行いましょう。
また、洗剤ボトルなどには、ぬめりがつきやすいです。水分の拭き取りや軽い掃除は毎日行い、洗剤ボトルや風呂桶の掃除は週に1回にするなど、頻度を分けて掃除を行うとよいでしょう。

こまめに換気する

水回りは湿度が高くなりやすいです。そのため、湿気を好むカビが発生します。 水を使用した後は、換気扇を回すか窓を開けて換気を行いましょう。
特に、風呂場は高温多湿の環境になりやすいです。風呂場をつかったあとは、水切りワイパーで水分を拭き取り、換気扇を回して完全に乾かしましょう。壁や床に冷水をかけて温度を下げると、さらにカビの発生を防止します。

水滴を残さない

水回りは水滴が残っていることが最大の水アカの原因です。 水回りの使用後は、毎回欠かさず水滴を拭き取ると、汚れの防止になり、掃除の手間を減らせます。
拭き取る雑巾や布巾は、マイクロファイバー素材を選ぶと、汚れの奥まで繊維が入り込み、しっかり掃除できます。マイクロファイバー素材は、吸水性や速乾性に優れているため、水回りの掃除に適しています。

場所ごとに水回りの掃除方法を知っておこう

洗面台

水回りの汚れを放置すると、カビや水アカが繁殖し掃除が大変になります。 まずは、汚れがたまらないように、日々の簡単な掃除を心がけましょう。
カビや雑菌は、高温多湿な状況を好みます。また、髪の毛や皮脂はカビの餌となり、増殖の原因となります。それぞれの汚れの性質を踏まえて、効率よく落とすとよいでしょう。
また、水回りの掃除には、重曹の使用も効果的です。安くて安全な重曹をつかった掃除方法について知りたい方は、以下の記事もご確認ください。

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