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インターネットの通信速度を測定しよう!スピードテストの目安は?

自宅の通信環境が気になってきたときには、スピードテストでインターネットの通信速度を計測してみてはいかがでしょうか?この記事では通信速度の目安や測定方法、速度が遅い原因などを解説しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

※記事の内容は記事公開時点のものです。

在宅勤務のためにも家の通信環境を整えよう!

在宅勤務のためにも家の通信環境を整えよう!

家の通信環境を整えることがなぜ大切なのか、どうしてスピードテストをした方がよいのかを解説します!

自宅の通信環境を見直そう

在宅勤務やおうち時間が増えて、自宅でパソコンやスマートフォンをつかう機会が多くなってきた方も多いはずです。インターネットは今では生活に欠かせませんし、職場よりも自宅の通信速度が遅いと感じている場合には特に、通信環境の見直しをおすすめします。

速度が安定すれば、動画が途切れる、アプリやデータのダウンロードに時間がかかるといった不具合を防げるので、オンライン会議や動画視聴もより快適に行えるでしょう。

最大通信速度と実際の速度は違う

インターネット契約時に回線事業者から提示される「下り最大1Gbps」といった最大通信速度は、「ベストエフォート型」と呼ばれる理論上の数値であり、この数値を確実に再現できると保証されているわけではありません。

あくまで諸条件が揃ったとき出せる最大限のスピードで、実測値は回線の混み具合や機器の性能・設定などによって異なり、最大通信速度を下回るケースが多いので、注意してくださいね。

通信速度をスピードテストで測定しよう!

通信速度をスピードテストで測定しよう!

実際の通信速度を計測する方法や、知っておきたい速度の単位や単語をご紹介します!

通信速度を計測する方法

パソコンやスマートフォンのブラウザやアプリで「スピードテスト」をすれば、簡単に現在地で利用しているインターネットの通信速度を測れます。ボタンを押すと測定がはじまり、「下り速度」「上り速度」「ping値」を調べられるものが一般的です。

ほかにも快適につかえる状態かどうかを用途ごとに表示する、平均速度や室内の電波が強い場所までわかるといった機能付きのブラウザやアプリもあります。

通信速度の単位は?

インターネットの通信速度の単位である「bps(ビーピーエス)」とは「bit per second」の略で、1秒間に転送できるデータ量を意味します。1,000bps=1K(キロ)bps、1,000Kbps=1M(メガ)bps、1,000Mbps=1G(ギガ)bpsとなり、この数値が大きいほど通信速度は速くなります。

また「bit(ビット)」や「Byte(バイト)」といった単位もあり、8bit=1Byteで、1秒あたりに送れるデータ容量は「B/s」のように表記されます。bitで表記されている値は8で割るとByteに置き換えることができ、たとえば100Mbpsなら12.5MB/sとなります。

通信速度の「上り」「下り」とは?

「上り」速度とは、データをインターネット上にアップロードする際の速さのことで、メールの送信、データや動画を投稿する場合などに関係します。

一方で「下り」速度とは、インターネット上のデータをダウンロードする際の速さで、メールの受信、サイトやSNS、動画を見る際などに影響するのが特徴です。一般的に重要なのは下り速度で、この数値が高い方がネットを快適に利用できます。

オンラインゲームや高画質の動画を視聴するなら「ping値」もチェックしてください。ping値はデータの送受信にかかる時間を数値化したもので、数値が低いほど操作をしてからの応答速度も速くなります。

【シーン別】必要な通信速度の目安は?

【シーン別】必要な通信速度の目安は?

どれくらいの通信速度が平均で、どれだけの速度が出ればスムーズにつかえるのでしょうか?シーンごとの、一般的に必要な通信速度の目安は以下のとおりです。

通信速度はどれくらいが普通?

快適にインターネットをつかえる通信速度は5Mbps~30Mbpsといわれています。回線事業者が提示する下り速度は最大1Gbps(1,000Mbps)が一般的ですが、データの重さによって目安は異なるものの、30Mbpsもあれば基本的には問題なくインターネット通信ができるでしょう。

メールやSNSの送受信

メールやSNSでのメッセージの送受信をする際は、基本的には128kbps~3Mbpsが目安です。文字のみなら1Mbpsもあれば十分ですが、画像を送ったりSNSに投稿したりするときにはデータ容量が大きくなるので、3Mbpsほど必要になります。

サイトを閲覧する

Webサイトを閲覧する場合には1Mbps~10Mbpsが目安です。ほとんど文字のページなら1Mbpsほどで足りるはずですが、画像が多いページだと読み込みに多少は時間がかかるため、10Mbps程度あるとあんしんです。

動画を視聴する

オンライン会議や動画視聴をするには、画質にもよりますが3Mbps~25Mbpsが目安です。4Kなどの高画質の動画を見る際や、オンラインゲームをするときには30Mbps〜100Mbpsほど必要とされています。

動画を投稿する際には10Mbps以上あるとスムーズに進みやすく、ストレスを感じにくくなります。

インターネットの速度が遅い原因は?

インターネットの速度が遅い原因は?

もし通信速度が遅い場合には、どのような原因が考えられるのかを詳しく見ていきましょう!

回線の問題

もともと速度が遅い回線かもしれませんので、根本的な解決をめざすのであれば、回線を切り替えてみるのも一つの手です。IPv6という接続規格や、IPoE方式に対応しているものだとスピードが速くなる可能性があります。

プロバイダの問題

「プロバイダ」とは、インターネットを利用するための回線をつなぐ接続事業者のことで、プロバイダによっても回線の安定性が違います。

同じ時間帯に速度が遅くなるのであれば、プロバイダ自体にアクセスが集中しているのかもしれません。この場合、他社に変更すると速度が上がる可能性があります。

Wi-Fiの問題

Wi-Fi(無線接続)の電波は壁などの障害物があるとつながりにくくなりますし、電子レンジなどの電波を発している家電と電波干渉が起きるケースもあるのです。Wi-Fiの接続先である2.4GHzと5GHzを切り替えるか、LANケーブルをつかってWi-Fiよりも速いとされている有線接続に変更すると、速度が安定することがあります。

スマホやパソコンの問題

機器のバージョンが古い、機器自体に不具合が生じているなど、スマホやパソコンの問題かもしれません。機器のアップデートや再起動をしてみると、改善するケースもあります。

複数の機器を同時接続していることが原因かもしれませんので、あまりつかわない機器の接続を切ってみると改善する可能性があります。

ルーターの問題

ルーターを起動し続けていると、一時的な不具合で正常に動作しなくなる場合があるので、まずはルーターを再起動してみてください。

続いて設定を変更する、置き場所を変える、ケーブルが抜けていないか確認する、初期化するといった対応をします。

それでも改善しない場合や、古い機種をつかっているときには、ルーターの買替えも検討してみましょう。
■「Wi-Fiが繋がりづらい・通信速度が遅い!原因と解決策は?」を読む>>

まとめ

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インターネットをより快適につかうためにも、ぜひスピードテストでご自宅の通信速度が問題ないかチェックしてみてくださいね!ルーターの買替えも視野に入れている方は、以下のページからdショッピングもご覧ください。
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