ニキビが気にならない肌を目指す方法は?スキンケアの順番やアイテムの選び方を解説
ニキビは脂性肌だけでなく乾燥肌が原因でもできるのをご存じですか。ニキビがすぐにできる人は、スキンケアの順番が間違っていたり、肌に合ったアイテムが選べてなかったりしているのかも。自分の肌質に合ったスキンケアを選び、正しい順番、正しいやり方を守ればニキビが気にならない肌も夢ではありませんよ。
この記事ではニキビや肌荒れの原因、正しいスキンケアの順番、スキンケアアイテムの選び方などを詳しく解説します。
ニキビや肌荒れの原因は?
脂性肌
このような肌は脂性肌と呼ばれ、正しいスキンケアを行わなければ毛穴がつまりニキビが大量発生してしまいます。それだけでなく、ニキビが毛穴の中で炎症を起こし、赤くはれあがる「赤ニキビ」になるかもしれません。
毛穴の中の皮脂や汚れは、紫外線を浴びると酸化して黒ずみます。鼻の頭の毛穴が黒ずんだ「いちご鼻」が気になっている人もいると思いますが、いちご鼻のように紫外線によって黒ずんだ毛穴は、通常のスキンケアでは簡単に改善できません。
乾燥肌
肌の乾燥を防ぐには保湿が大切ですが、肌の内側が乾燥しているのに、外側は皮脂でべたついている「インナードライ」の場合は、正しくスキンケアをしないと肌の水分と油分のバランスが崩れてしまい、よりニキビができてしまうことになるので注意が必要です。
ビタミンB群の不足
バランスのよい食事を心がけて、ビタミンB群が豊富なレバーや豚肉、うなぎなどを意識的に摂取するのがおすすめです。食事からの摂取だけでは難しいなら、サプリメントを併用し、ビタミンB群を取り入れるようにするといいですよ。
間違ったスキンケア
ニキビを気にする人は、肌のべたつきを落とすため、洗浄力の強い洗顔料を選んでいる場合があります。また、肌の汚れを気にしてゴシゴシこすってしまっているかもしれません。必要以上に皮脂を取り去ると、乾燥を防ごうと皮脂の分泌がさらに過剰になり悪循環に陥ってしまうので、気をつけましょう。
ストレスや生活習慣の乱れ
ストレスや疲れによって緊張状態が続くと、交感神経が刺激され、男性ホルモンの分泌が盛んになり、ホルモンバランスが乱れやすくなります。また、睡眠不足や不規則な生活も、ホルモンバランスが乱れやすく免疫力が低下します。そのため、肌トラブルが生じやすくなり、ニキビや肌荒れができやすくなるのです。
ニキビができにくい理想的な状態は?
ニキビができにくい理想的な肌状態は、皮脂のコントロールが正常で、水分と油分のバランスがよい肌です。
そのためには、皮脂が過剰にならないよう、睡眠不足や疲れ、ストレスによるホルモンバランスの乱れを改善しましょう。お風呂の温度をいつもより少しぬるめにしてゆっくり浸かり、お風呂上がりに軽いストレッチなどをして体をほぐすと、副交感神経が優位に働き、入眠しやすくなりますよ。
また正しいスキンケアを心がけて、肌が乾燥しないよう、しっかりと保湿するようにしましょう。
■「肌が乾燥する原因は?体や顔の乾燥を防ぐための方法やグッズもご紹介」はこちら>>
ニキビに関する疑問
ニキビにはどんな種類があるの?
・白ニキビ
毛穴が詰まることで、皮脂がたまり盛り上がって白くポツンと見える状態のニキビです。
・赤ニキビ
毛穴にアクネ桿菌と呼ばれる菌が皮脂によって増殖し、炎症が起きて赤くはれあがった状態です。
・黒ニキビ
たまった皮脂が毛穴を押し広げ、空気に触れた部分の皮脂が酸化して黒く見える状態のニキビです。
・黄ニキビ
炎症が進行して毛穴の中にウミがたまった状態でニキビが黄色く見えます。
顎にニキビができやすいのはなぜ?
また、顎は紫外線から守りにくい場所であるため、紫外線による影響で、乾燥したり炎症を起こしたりしやすく、肌を守ろうと角層が厚くなると、毛穴詰まりを起こしてしまうのです。
どうすればニキビができにくくなる?
十分な睡眠は肌のターンオーバーを整え、健やかな肌を作ります。正しい食生活も健やかな肌を作るのに重要です。また正しいスキンケアは、肌を清潔にし、うるおいを与えることで肌を健やかに保ちます。肌をこすらないよう気をつけて、スキンケアを行ってください。
ニキビはつぶしてもいい?
ニキビができても触らないようにして、肌をなるべく清潔に保つようにしてください。
ワセリンがニキビに効くって本当?
ワセリンは保湿効果があるため、化粧水や乳液などで肌を整えた後、仕上げにワセリンを塗ると、就寝中に肌を乾燥からしっかり守ってくれます。肌の乾燥が気になる人は、ワセリンをつかうとより肌の保湿ができますよ。
ただし、アクネ菌が毛穴の内部で増殖した赤ニキビは、ワセリンの油膜で毛穴をふさぐことで、かえって悪化させてしまう恐れがあります。ニキビが気になるときはワセリンの使用を控えた方がいいでしょう。
【ニキビ肌向け】正しいスキンケアの順番
クレンジング
また、クレンジングをなじませるときに、ニキビをつぶしたり毛穴の詰まりを押し出したりすると、肌が炎症を起こす恐れがあります。クレンジングはやさしく行うように気をつけましょう。
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洗顔
洗う順番は、皮脂の出やすいTゾーンに一旦泡をのせ、頬→顎→フェイスライン→目もと→最後にTゾーンの順に洗います。
顔をすすぐときは、熱いお湯をつかわず、冷たいと感じない程度のぬるま湯で、しっかりとすすぐことが大切です。洗顔料が肌に残ると、肌トラブルの原因になるので、気をつけてください。
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化粧水
頬骨の上あたりを指で触り、もっちり吸いつく状態になるまで、化粧水を重ね付けします。手のひらでハンドプレスしながら、やさしくなじませていきましょう。
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美容液
また、フェイスパックや美容オイルをつかう場合は、このタイミングでつかいましょう。美容液は乳液よりも油分が少ないアイテムなので、乳液の前に使用してください。
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乳液・クリーム
乳液やクリームは、肌の水分を逃さないようふたをする役割があります。肌のべたつきを気にして、乳液やクリームをケチってつかうことはやめて、しっかり肌を保湿することが大切です。
化粧水と同じように、手のひらに取ったら肌に伸ばしなじませます。顔全体に入れ込むような感覚でハンドプレスしていきます。目や口周り、小鼻、首にもなじませていきましょう。
ニキビの外用薬をつかう場合は、乳液やクリームで肌を保湿した後につかってください。
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■「スキンケアの順番って意識してる?おすすめのアイテムもご紹介」はこちら>>
ニキビが気になるときに役立つメイクは?
ここではニキビをカバーできるベースメイクを紹介します。
化粧下地
ニキビを無理に隠そうと厚塗りメイクをすると、メイクを落とすときに肌に負担がかかります。またメイクが肌に残ると毛穴を詰まらせ、ニキビを悪化させる原因になります。メイクの厚塗りには気をつけて、メイクするようにしましょう。
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コンシーラー
明るい色のコンシーラーをつかうと、ニキビ跡がかえって目立ってしまいます。赤くふくらんだニキビには、ファンデーションの色より明るい色をつかうと目立たなくなりますよ。
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ファンデーション
ファンデーションは、パウダー、リキッド、クリームなど、いろいろなタイプがあります。ファンデーションで肌の乾燥を感じる人はリキッドやクリーム、べたつきが気になる人はパウダーにするなど、肌質に合わせて選ぶのがおすすめです。
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ポイントメイクをする
ベースメイクは化粧下地、コンシーラー、ファンデーションをつかって、ニキビの赤みやニキビ跡をカバーし、ポイントメイクでニキビ肌から視線をそらすようにすれば、ニキビ肌を気にせずメイクを楽しめるのでおすすめです。
スポンジはしっかりお手入れしよう
メイクをする際につかったパフやスポンジは、皮脂などがついてしまい細菌が繁殖しやすい環境です。使用したパフやスポンジは、しっかりと洗って汚れを落とすようにしましょう。
ニキビ肌の人は汚れたパフやスポンジをつかうと、ニキビが増えたり悪化したりします。最低3~4日ごとに洗うようにして、いつも清潔に使用できるよう、予備のパフやスポンジを用意しておくのがおすすめです。
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ニキビ肌用スキンケアの選び方
ここではニキビ肌におすすめのスキンケアアイテムを紹介します。
ニキビ肌向けに開発されているもの
また、ニキビ肌を予防したり、改善したりするためには、ニキビの原因である「アクネ菌」「皮脂」「毛穴の詰まり」をケアすることが重要です。アクネ菌に対して抗菌成分や殺菌成分が配合されているものや、オイルフリー、高保湿で肌を柔らかくしてくれるものは、ニキビのできにくい肌づくりに有効なので、これらに注目してスキンケアを選びましょう。
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肌への刺激が少ないもの
さっぱりとしたつかい心地を感じるアルコール、角質をオフするピーリング成分、アクネケアのための殺菌剤などは、刺激に弱くなっているニキビ肌には合わず、ニキビを悪化させることにもなりかねません。できるだけ肌への刺激が少ないスキンケアを選ぶのがおすすめです。
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保湿力が高いもの
ニキビ肌は保湿ケアの不足によって乾燥が進み、肌の水分と油分のバランスが崩れて、ニキビを悪化させてしまいます。肌のべたつきを気にして、保湿を控えている人は要注意です。適切な保湿をすることで肌環境が整って、過剰な皮脂もコントロールされます。化粧水だけでなく、保湿クリームもつかうようにしましょう。
さっぱりタイプで少し乾燥を感じるなら、保湿力の高い化粧水や乳液に切り替えることが大切です。
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乾燥肌の肌ケア方法について詳しく知りたい方はこちらもチェックしてくださいね。
■「ひどい乾燥肌を改善させたい!おすすめのスキンケアのやり方は?」はこちら>>
まとめ
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監修者:長浜 理恵
保有資格:看護師、保健師、日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュ、パーソネルリンパケアリスト、コスメ薬事法管理者
2008年から2015年まで大学病院の耳鼻咽喉科病棟に勤務。結婚を機に一般内科の病院に転職。
妊娠中自分が使っている化粧品などの成分が気になるように。2019年に日本化粧品検定1級&コスメコンシェルジュを取得し、美容ライターとして活動中。
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