キャンプも防災も!ポータブル電源で「もしも」と「楽しみ」に備えるおすすめ活用術
もしもの備えも、普段の楽しみも。ポータブル電源がある暮らし

地震や台風など、いつ起きるかわからない災害に備えて、食料や水はストックしているけれど、電気の備えは…?
実は今、防災対策とレジャーの両方で注目を集めているのが「ポータブル電源」です。
最近では高性能かつコンパクトなモデルが増え、キャンプやアウトドア、車中泊などの楽しい時間にも活躍。さらに、いざというときの「備え」としても心強い存在です。
本記事では、防災士によるポータブル電源の活用術と、編集部おすすめの商品を紹介します!
防災士が語る!「つかって楽しい=備えてあんしん」ポータブル電源の活用術
監修者:災害危機管理アドバイザー、All About 防災ガイド 和田 隆昌さん
感染症で生死をさまよった経験から「防災士」資格を取り、自治体や企業の災害対策コンテンツを作成。専門誌編集長を歴任。アウトドア、サバイバル術も得意。著書は『中高年のための「読む防災」』『今日から始める 生活防災』など。講演会、各種セミナー、テレビなどマスコミ出演多数。
キャンプやレジャーで“ついでに防災訓練”
災害に対して、水や食料の備蓄は準備している人は多いけれど、「電気の備蓄」をしている人はまだ少数派のようです。
近年ポータブル電源という大容量の電気を備えることができる機器が普及してきましたが、その性能の進歩はめざましく、さまざまな電気器具を利用できるようになりました。価格も以前より手にしやすく、より軽量化、高機能化が進み、耐久性も飛躍的に進歩しているので、手に入れるならば今ということもいえるでしょう。
そしてそれは「いざというとき」につかうだけでなく、普段の生活やレジャーにも利用することをおすすめします。ポータブル電源は「普段づかい」をすることで、災害が発生した際のインフラの停止時にもスムーズに利用でき、生活を維持し、リスクを回避することにつながるからです。

キャンプをする人であれば、電源のないキャンプ場でもポータブル電源で、明かりや調理器具、湯沸かしなどにも利用でき、より快適なアウトドアライフを楽しむことができます。
車中泊などを楽しむ人にとっては、火器を使用しないでも電気毛布やポットなどが利用できて便利です。
機種の容量によってはドライヤーや電子レンジの使用も可能ですし、お手軽にキャンプを楽しむためにはポータブル電源はもはや必須の道具といってもいいでしょう。
ただし自分の使用したい器具の消費電力などを調べておき、どの程度の時間、使用可能なのか事前に知っておく必要があります。つかおうと思ったときに「容量が足りない」とならないように、このような知識は大切です。
ポータブル電源を充電するために、ソーラーパネルを用意しておけば電力不足の心配も軽減できます。車載での使用であれば適宜、車からの充電も可能です。
災害時にも役立つ!実は日常でつかえるシーンが豊富
停電時に必要な「電力の備蓄」として注目されるポータブル電源ですが、日常につかっても便利なシーンが数多くあります。
たとえばベランダでのリモートワーク、庭などコンセントの届かない場所での草刈り機の使用や、洗車時の掃除機やポンプの使用も、ポータブル電源の一つの利用法です。
さらにUPS機能(無停電電源)を持つものであれば、停電時も常時接続をしてパソコンのデータ消失などを防ぐことができます。最新の機材はバッテリーの劣化を気にせず、長期間使用できることから、多様な利用方法が可能になります。
つかってみてわかった「あると助かる」電化製品4選

■1.スマートフォンなどの情報機器
非常用電源の利用方法として最も多いのが、スマートフォンなどの情報機器の電源。早期に通信回線やWi-Fiが利用可能になっても、電源がなければ使用できません。災害時のスマートフォンの有用性はいうまでもなくトップになるでしょう。10,000mAh程度の小型のモバイルバッテリーを併用して用意しておきたいところです。
■2.ランタンタイプの照明
自宅でインフラ回復を待つときに忘れがちなのは「明かり」の重要性。一方向だけを照らす指向性の強い懐中電灯よりも、広い範囲をやわらかく明るくしてくれるランタンタイプの照明を用意しておきましょう。
■3.電気ケトルなど湯沸し器
災害発生時には「お湯」を沸かせることが大変重要です。火を起こす機材を持っていればそれでもいいですが、被災時には温かい飲みものや簡単な食事を作るために、電気ケトルなどの湯沸かし器があると便利です。
■4.扇風機など熱中症対策製品
冬場は電気毛布などを使用したいところですが、もっと重要なのは夏場の熱中症対策製品。耐えられない暑さの中でも、冷風機や小型の扇風機などがあれば大変快適に過ごせます。それぞれ電池式でなくUSB接続で大容量電源から給電・充電できるものを選ぶといいでしょう。
防災士がすすめる“備えておきたいポータブル電源”の条件

ポータブル電源選びのポイントは、自分の生活や家族構成に合っているかどうか。
スマートフォンなどを充電できる「USBポート」、家庭用コンセントと同じ形状の「ACポート」、車でつかうシガーソケットと接続できる「DCポート」など、つかえる差し込み口(出力ポート)の種類や数を見ておきましょう。
次に大事なのがバッテリーの容量。これは「Wh(ワットアワー)」という単位で表され、どのくらいの電気をためておけるかを示します。
自分のつかいたい機材の消費電力を調べて、それに見合った機能や容量を持つ機材を選ばなくてはなりません。スマートフォンを何回充電したいか、家電をどれくらい動かしたいかを目安に、容量を選びましょう。
さらに、充電方法にも注目を。コンセントから充電するもののほか、ソーラーパネルで太陽光充電ができるタイプや、車のシガーソケットから充電できるタイプもあります。災害時は電源が限られることもあるため、いくつかの方法で充電できるタイプがあんしんです。
そのほかにも、持ち運びのしやすさ(軽さやサイズ)、操作のしやすさ(ボタンや表示のわかりやすさ)、保管のしやすさ(普段から取り出しやすい場所に置けるか)なども大切なポイント。購入後のトラブルに備えて、メーカーのアフターサポートがしっかりしているかも確認しておきましょう。
レジャーでも防災でも活躍!頼れるポータブル電源、おすすめモデル
ここからは、編集部が厳選したdポイントマーケットで買えるポータブル電源をご紹介します。つかい方、家族構成などに合わせて、ピッタリの1台を見つけてください。
リュックに入る軽量コンパクトボディ

手のひらサイズで持ち運びやすい小型ポータブル電源。USB-C×2、USB-A×1搭載で複数機器を同時充電可能。99Whの容量で飛行機持ち込みOK、1.8時間の高速充電にも対応し、アウトドアや防災にも最適です。
冷蔵庫や電気毛布にも対応! 複数機器への同時給電も

768Whの容量と800W出力で、冷蔵庫や電気毛布にも対応する小型軽量のポータブル電源。最速56分で急速充電でき、11ポート搭載で複数機器に同時給電可能。停電対応や長寿命バッテリーも魅力です。
拡張性×高出力×静音性!多用途で活躍する軽量ポータブル電源

必要な容量に応じて、ワイヤレス接続で容量は最大858Whまで拡張可能。定格600W・X-Boostで最大900W出力に対応し、UPS機能や静音設計で防災からアウトドア、精密機器のバックアップまで。1時間でフル充電できる高性能モデルです。
高出力・長寿命・軽量設計!防災にも日常にも頼れる大容量モデル

1070Whの容量と1500W出力を備えた軽量・高出力モデル。最短60分で充電可能、UPS機能付きで停電時もあんしん。長寿命バッテリーと5年保証で防災や日常づかいに最適です。
高出力×高効率ソーラー!軽量・長寿命の万能ポータブル電源セット

Jackery 1000 Newに、高効率25%の両面発電ソーラーパネルを組み合わせたモデル。10年つかえる長寿命バッテリーで、停電対策やアウトドアにも最適です。
災害時もあんしん!多機能&長寿命の大容量ポータブル電源

アイリスオーヤマとブルーティの共同開発品。716Whの大容量と700W出力で、災害時や停電時に活躍するポータブル電源です。USBやAC含む13ポート搭載で多機器に対応し、ワイヤレス充電やLEDライト付き。リン酸鉄リチウムイオン電池採用で長寿命・高耐久が魅力です。

太陽光メーカー発の実力派ポータブル電源

899Whの容量と500W出力で、冷蔵庫や電気毛布にも対応。太陽光発電メーカー開発の信頼設計で、キャンプや車中泊、防災まで幅広く活躍。LEDライトを搭載しており、便利です。2年保証付き。
ポータブル電源で、あんしんと快適をもっと身近に

災害時の備えとしてだけでなく、アウトドアや日常でも活躍するポータブル電源。
“つかいながら備える”という視点で選べば、いざというときのあんしん感はもちろん、日々の快適さもぐんと広がります。
dポイントマーケットなら、機能性や容量に応じた豊富なモデルをdポイントが「たまる」「つかえる」おトクな条件で購入可能。
暮らしにもレジャーにも頼れる1台を、ぜひこの機会に見つけてみませんか? あなたと家族の「もしも」と「楽しみ」を、しっかり支えてくれるはずです。