ボジョレーヌーボーの解禁日は11月の第3木曜日丨おすすめの料理・おつまみ10選を紹介
毎年11月には、ボジョレーヌーボーを楽しみにしているという人が、いらっしゃるのではないでしょうか。
ボジョレーヌーボーは、フランスのボジョレー地区でつくられ、全世界で毎年11月・第3木曜日に解禁される人気のワインです。
ほかのワインとくらべて苦味がなく、フルーティーで飲みやすい味わいが楽しめます。
今回の記事では、ボジョレーヌーボーの解禁日や歴史、おすすめの飲み方を解説します。ボジョレーヌーボーに合う食べ物やおつまみも紹介するので、ボジョレーヌーボーをおいしくいただきたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
※記事の内容は記事公開時点のものです。
ボジョレーヌーボーの解禁日が11月の第3木曜日である理由
2023年のボジョレーヌーボーの解禁日は11月16日です。毎年11月・第3木曜日に解禁されています。
もともとは、特に解禁日は設定されていませんでした。しかし、ほかのワイナリーよりも早くボジョレーヌーボーを販売しようと競争が激化し、販売開始を早めるためにまだ熟成していない質の悪い商品が多く出回るようになります。
商品の品質を守るため、1967年にフランス政府は11月11日に解禁日を設定しました。解禁日はその後、11月15日へと変更されることもありましたが、日付を固定すると土日にあたったときに運送業者や店舗などが休みになり売上や流通に大きな影響を与えることから、1985年から11月の第3木曜日に設定されました。
ボジョレーヌーボーは、11月の第3木曜日・午前0時になるまで栓を抜いてはいけません。日本はフランスよりも先に日付が変わるため、本場より早くボジョレーヌーボーを楽しめます。
ボジョレーヌーボーの解禁日にいち早く飲む方法
日付変更線の関係で、日本では本場より約8時間早くボジョレーヌーボーを楽しめますが、解禁日にいち早く飲みたいなら、ワインバーや深夜営業をしている居酒屋へ行きましょう。
日付が変わったと同時に、ボジョレーヌーボーを提供してくれるところがあります。店舗によっては、ボジョレーヌーボーの解禁パーティーを開催しているので、ワインが好きな人たちと一緒に楽しみたい場合は、ぜひ足を運んでみてください。
家でゆっくりとボジョレーヌーボーを楽しみたい人は、解禁日当日の午前中に到着するように、配送を手配しておきましょう。もしくは、開店と同時にお店に取りに行くのもよいです。深夜営業している酒飯店なら、日付が変わったと同時に購入できるケースがあります。ボジョレーヌーボーは人気の商品で売り切れる可能性があるため、気になる人は早めに予約・購入することをおすすめします。
※人気のため、在庫切れになることがあります。
ボジョレーヌーボーの味わいは?
ボジョレーヌーボーは、どのような味わいなのでしょうか。
ほかのワインとの違いやおすすめの飲み方を解説するので、ボジョレーヌーボーをよりおいしく飲みたい人は、ぜひご覧ください。
他のワインとの違い
ボジョレーヌーボーがほかのワインと違う点は、醸造方法です。
一般的なワインは、ブドウを収穫したあとに実をつぶして発酵させます。ボジョレーヌーボーは、ブドウをつぶさずに皮ごとタンクに入れ、ブドウの重みでつぶしていき、自然に発酵させるマセラシオン・カルボニックという方法で行います。
自然発酵により発生した炭酸ガスがタンクのなかに充満し、ブドウのリンゴ酸が分解されてアルコールがつくられるという方法です。破砕せずにタンクに入れるため、皮や種から出る色素やタンニンが少なく、酸味や渋みの少ないフルーティーな味わいがあるワインになります。
※人気のため、在庫切れになることがあります。
おすすめの飲み方
ボジョレーヌーボーは、渋みがほかのワインとくらべて少ないので、少し冷やして10〜12度程度で飲むのがおすすめです。
一般的なワインの場合、冷やしすぎてしまうとタンニンの渋みが強くなり飲みにくくなります。しかし、ボジョレーヌーボーはタンニンが少ないため、飲みにくくなる心配がありません。冷蔵庫へ少し入れるか、ワインクーラーに氷水を入れて10分程度置くと飲みごろの温度になります。
ボジョレーヌーボーは、開封したらすぐに飲み切ることをおすすめします。時間が経つと、新鮮味がなくなるので、早めに飲み終えるようにしましょう。また、ボジョレーヌーボーのブドウは合う料理が多いため、食事と一緒に楽しむのもおすすめです。
ボジョレーヌーボーの産地・歴史は?
ボジョレーヌーボーは、フランスのボジョレー地区でつくられるワインです。
この章では、ボジョレーヌーボーの産地や歴史について解説します。ボジョレーヌーボーはどのような地域でつくられているのか、理解しましょう。
ボジョレーヌーボーの産地
ボジョレーヌーボーの産地は、フランス東部にあるブルゴーニュ地方・ボジョレー地区です。
「ボージュ」(フランス語で美しい高台という意味)が、ボジョレーの起源といわれています。
ボジョレー地区はなだらかな丘陵地帯が続いており、この斜面がブドウづくりに適しているとされています。また、日あたりと水はけがよいことから、糖度と酸味のバランスがよいブドウをつくることが可能です。ボジョレーヌーボーは、ガメイ種と呼ばれるブドウからつくられます。ボジョレー地区の土壌はガメイ種と相性がよく、最大の産地となりました。
ボジョレーヌーボーの歴史
ボジョレー地区で作られた新酒が「ボジョレーヌーボー」と呼ばれるようになったのは、1951年です。
1951年にフランス政府は、その年の新酒の販売を12月15日以降に行うことを法律で定めました。しかしボジョレー地区の生産者から早く出荷したいという要望が出たため、ボジョレーヌーボーは12月15日よりも前に出荷できるようになりました。
ボジョレーヌーボーが世界的に有名になったきっかけは、ワイン商人のジョルジュ・デュブッフ氏です。ジョルジュ・デュブッフ氏は、地元のワインを世界へ広げようと積極的に活動していました。1970年代にパリのオペラ座の近くでボジョレーヌーボー解禁を祝うイベントを開催し、世界的に有名なワインとなりました。
ボジョレーヌーボーに合う料理5選
ボジョレーヌーボーには、ステーキのようなお肉料理よりも、鶏肉料理のようなあっさりした料理や、野菜・キノコメインの食事が合います。
ボジョレーヌーボーに合う料理を紹介するので、おいしい食事と一緒に楽しみましょう。
マッシュルームのアヒージョ
ボジョレーヌーボーには、マッシュルームのアヒージョがおすすめです。
ボジョレーヌーボーには野菜も合うので、マッシュルームだけではなく、野菜をアヒージョにしてもよいでしょう。お好みでスパイスやハーブを加えると、また別の風味が楽しめます。ぜひバゲットも用意して、ボジョレーヌーボーと一緒に楽しんでみてください。
鶏肉のトマト煮込み
あっさりとした鶏肉とトマトの酸味が楽しめる「鶏肉のトマト煮込み」は、ボジョレーヌーボーにぴったりです。
ボジョレーヌーボーの酸味がトマトと合い、さらにおいしくいただけます。鶏肉のトマト煮込みは、スパイスをきかせることでまた変わった味わいが楽しめます。ボジョレーヌーボーを楽しむときのメイン料理として、いかがでしょうか。
ロールキャベツのトマト煮込み
ボジョレーヌーボーに合うメイン料理を探しているなら、ロールキャベツのトマト煮込みがおすすめです。
ロールキャベツのトマト煮込みなら、お肉と野菜が一緒に楽しめます。トマトのさわやかさとボジョレーヌーボーの相性を楽しみたい人は、ぜひロールキャベツのトマト煮込みをつくってみてください。
肉じゃが
ボジョレーヌーボーは、甘いしょうゆ味の食べ物とも相性がよいので、肉じゃがもおすすめです。
少し甘めの味付けが、ボジョレーヌーボーに合います。よりボジョレーヌーボーに合う肉じゃがにしたいときは、少し甘め・少し薄味に仕上げてみてください。
ごぼうの甘辛炒め
和食と一緒にボジョレーヌーボーを楽しみたい人には、ごぼうの甘辛炒めがおすすめです。
ごぼうの風味とごまの香ばしさに、ボジョレーヌーボーのタンニンが溶けあい絶妙にマッチします。また、甘辛さがボジョレーヌーボーの果実感を引き出してくれるので、よりおいしくいただけます。
コンビニで買えるボジョレーヌーボーに合うおつまみ5選
チーズたらや生ハムなど、ボジョレーヌーボーにあうおつまみはたくさんあります。
この章では、ボジョレーヌーボーに合うおつまみを厳選して解説します。コンビニで買えるものを中心に紹介するので、手軽におつまみと一緒にボジョレーヌーボーを楽しみたい人は、参考にしてみてください。
チーズたら
赤ワインにぴったりなおつまみといえば、チーズを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
ボジョレーヌーボーと一緒につまむなら、チーズたらがおすすめです。
チーズたらはどのコンビニでも手に入るので、ボジョレーヌーボーに合うおつまみを探している人はぜひ試してみてください。
生ハム
ワインと一緒に楽しむおつまみとして生ハムが人気ですが、ボジョレーヌーボーとの相性もよくぴったりのおつまみです。
生ハムの塩気がボジョレーヌーボーのさわやかさにマッチします。生ハムをそのまま食べてもよいですし、野菜に巻いてボジョレーヌーボーと一緒に食べるのもおすすめです。野菜も一緒に食べたいという人は、ぜひ試してみてください。
サラダチキン
ダイエット中の人には、ヘルシーなサラダチキンがおすすめです。
サラダチキンのさっぱりとした味わいが、ボジョレーヌーボーにぴったりです。コンビニによってさまざまな種類のサラダチキンが販売されているので、いろいろと試してお好みの味を探してみてください。
チーズ
赤ワインにはどんなチーズでもあうので、ボジョレーヌーボーにぴったりなおつまみを探している人におすすめです。
スモークチーズやカマンベールチーズ、キャンディーチーズなどコンビニによってさまざまな種類が販売されています。種類の違ったチーズをいくつか用意して、ボジョレーヌーボーと一緒に楽しんでみてください。さまざまな種類を用意すれば、ボジョレーヌーボーを飲み切ったあと、別のお酒を飲むときのおつまみとしても活躍するでしょう。
カルパス
ちょっと大人のおつまみを探している人には、カルパスがおすすめです。
カルパスの油っけは、ボジョレーヌーボーと相性抜群です。脂分が少し多めですが、赤ワインによく合い、油をさらりと流してくれます。カルパスはどのコンビニでも購入できるので、ボジョレーヌーボーを飲むときのおつまみとしていかがでしょうか。
まとめ
ボジョレーヌーボーは、フランスのボジョレー地区でつくられ、毎年11月・第3木曜日に解禁される赤ワインです。
醸造方法がほかのワインと異なり、酸味や渋みが少ないフルーティーな味わいが楽しめます。
ボジョレーヌーボーと一緒に食事を楽しみたい場合は、マッシュルームのアヒージョや肉じゃがなど野菜やキノコメインの食事がよく合います。ボジョレーヌーボーは、入荷してすぐ売り切れてしまう可能性があるので、気になる人は早めに購入しましょう。
※人気のため、在庫切れになることがあります。
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