アプリ連動対応の体組成計おすすめ10選!体重計との違いや選び方も解説
2023年5月から新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、長かった自粛生活も終わりを迎えようとしています。自粛生活中に、会社へ通勤する必要がなくなり在宅勤務に切り替わったという方も多くいるかもしれません。しかし、在宅勤務や外出自粛により自宅で過ごす時間が増えたことで、運動不足や間食の取りすぎにより、3人に1人の割合で体重が増加したというデータが出ています。
このような状況のなか、体重を気にしてダイエットに励む方も増えてきました。また、会社に出社する機会も増えたことにより健康志向が高まっている傾向にあります。そこで注目されているのが体組成計や体重計です。
今回の記事では、体重管理やダイエットを行うのに必要な体組成計について紹介します。
体重計との違いやアプリ連動の体組成計の選び方だけでなく、アプリ連動体組成計のおすすめ商品について解説するので、ぜひ参考にしてください。
※記事の内容は記事公開時点のものです。
体重計と体組成計の違いとは?
測定できる項目の多さが、体組成計と体重計が異なる点です。体重計では体重のみを計測しますが、
体組成計では体重だけでなく身体を構成するさまざまな項目を計測できます。
種類によって多少の差がありますが、体組成計で計測できる主な項目は以下のとおりです。
- 体脂肪率…体脂肪の割合
- 内臓脂肪レベル…蓄積した内臓脂肪の割合
- 基礎代謝量…生命活動に必要な最小限のエネルギー消費量
- 骨格筋率…骨格筋の割合
- 骨量…骨に含まれるカルシウムなどミネラル分の量
- BMI…肥満度
体組成計では、体に接する電極から弱い電流を流すことで、体内部のさまざまな組成を測定します。体内部の状態を詳しく知って健康管理を行いたいという方には、体組成計がおすすめです。ダイエットしながらデータを蓄積することで、体内部の小さな変化が見えやすくなりモチベーションの維持にもつながるでしょう。
体組成計にはアプリ連動対応タイプがあります。体組成計のデータをスマホに蓄積しておくことで、毎日の変化が見やすくなるだけでなく、手書きで記載する手間が省けます。
アプリ連動対応の体組成計の選び方3つのポイント
測定したデータをスマホに蓄積できるアプリ連動対応の体組成計は、データ管理しやすいのがメリットです。
アプリ連動の体組成計を選ぶ際には、以下の3つのポイントに注目しましょう。
- 体組成計とアプリの連動方法
- 目的に合わせて選ぶ
- 対応アプリのチェック
この章では、それぞれの項目について詳しく解説します。アプリ連動対応の体組成計が気になるという方はぜひチェックしてください。
体組成計とアプリの連動方法
体組成計とアプリを連動させるには、
以下の2つの方法
があります。
- Wi-Fi
- Bluetooth
Wi-Fiで連動するタイプは、無線LANを経由して体組成計とスマートフォンを連携します。測定して計測された体組成データは、無線LAN経由で自動的にサーバーに送られスマートフォンのアプリにデータが蓄積されます。連携する際の初期設定では、Wi-Fi通信で使用するネットワーク名やパスワード情報が必要です。しかし、一度連携すれば、その後に測定したデータは自動でスマートフォンに送られるため便利です。
Bluetoothで連携すると、体組成計とスマートフォンの端末が直接接続されます。Wi-Fiのように電波が届く範囲に限られた利用ではなく、Bluetoothを備えたスマートフォンと体組成計があれば連携できるため場所を選びません。しかし、測定時にはアプリを起動する必要があるため手間がかかることがあります。
目的に合わせて選ぶ
体組成計を選ぶ際は、
自分の目的に合わせた種類を選びましょう。
目的には以下のような例があげられます。
- ダイエット
- トレーニング(筋トレ)
- 健康管理
ダイエットを目的とするなら、体重と体脂肪率、BMIが測定できる種類がおすすめです。また基礎代謝量を測定できれば、自分の基礎代謝を知って一日の摂取カロリーの目安にできます。
トレーニングによって筋肉量を増やしたい場合は、体重・体脂肪率などの基本的な項目に加えて、体重が50g単位まで測れるタイプを選ぶのがおすすめです。100g単位では読み取れないわずかな変化も確認できるため、トレーニングのモチベーションが上がるでしょう。健康管理を目的とするなら、体重・体脂肪率・BMIだけでなく内臓脂肪レベルや骨量を測定できるタイプがおすすめといえます。
対応アプリのチェック
アプリ連動対応の体組成計を選ぶ際は、
アプリの機能やつかいやすさもチェックしましょう。
アプリによっては、以下のような機能がついている種類があります。
- データをグラフで確認できる
- トレーニングデータと連動できる
- 血圧計と連動できる
スマートフォンに蓄積したデータをグラフにできると、体の変化がひと目でわかりやすく確認できるので便利です。また、身につけたスマートウォッチなどのウェアラブル端末の情報を、体組成計のデータと連動できるアプリもあります。
端末で計測した脈拍や心拍数などのデータと連携できるため、トレーニングの負荷による体への負担や筋肉量の変化が読み取りやすくなります。データと連携しながら負荷を調整できるため、トレーニングメニューを組み立てるのに役立つでしょう。医師から毎日の血圧測定を指示されているような、体調管理が必要な方には、血圧計とデータを連動できる機能が付加したものがおすすめです。
アプリ連動対応の体組成計おすすめ10選!
この章では、アプリ連動対応の体組成計を10種類紹介します。
タニタやInbodyなどの有名メーカーの製品からアスリートモードに対応したモデルもそろっているので、ぜひご検討ください。
「体組成計 BC-768-WH」TANITA
世界ではじめて体脂肪計や体組成計を製造・販売した企業である「TANITA」が手掛ける体組成計です。このモデルでは以下の項目が計測できます。
- 体重
- 体脂肪率
- BMI
- 内臓脂肪レベル
- 筋肉量
- 基礎代謝量
- 体内年齢
- 推定骨量
Bluetooth通信により、iPhoneとAndroidのスマートフォンと連携してデータ管理が可能です。
5人まで登録できるため、家族や友人とのシェアもできます。測定の継続状況によって表情が変わるマイサポ機能によって、毎日続けて測定することをサポートします。コンパクトで薄型仕様であるだけでなく立てかけて収納できるため、スペースを取りません。
「体組成計 インナースキャンデュアル RD914」TANITA
従来の体組成計では、脂肪量や筋肉量など体の厚みによって測定数値に個人差が出ることがありました。
TANITAでは、医療や研究機関で標準規格となっている4C法をもとにした「TANITA 4C Technology」を搭載し、健康指標の正確性を高めたモデルを開発しました。
この製品で計測できる項目は以下のとおりです。
- 体重
- 体脂肪率
- BMI
- 内臓脂肪レベル
- 筋肉量
- 脂質点数
- 基礎代謝量
- 体内年齢
- 推定骨量
- 体水分率
- 脈拍数
Bluetooth通信対応で、iPhoneとAndroid端末へデータ転送し、アプリ内でデータ管理が可能です。体組成計測定だけでなく脈拍測定が可能なので「ヘルスプラネット」アプリを利用して、心肺機能に合わせてトレーニングできます。
「ECLEAR 体組成計 HCS-FS03WH」ELECOM
専用アプリ「ECLEAR plus」に体重と体脂肪率を入力すると、以下の項目が確認できます。
- BMI
- 内臓脂肪レベル
- 骨量
- 骨格筋率
- 基礎代謝
体重と体脂肪率、骨格筋率をグラフで表示できるため、毎日の変化をわかりやすく確認可能です。
目標体重と現在の体重の差を表示する機能がついているため、差が見えやすいことも特徴です。目標体重に近づくとアイコンが笑顔になるなど表情によって進捗がわかりやすく、モチベーションを維持できます。他のモデルに比べて比較的安価ですが、アプリに体重と体脂肪率を手動で入力する必要があります。
「体重体組成計 HCF-60」YAMAZEN
アプリを起動して体組成計に乗ると、15項目を測定して表示します。測定できる15項目は以下のとおりです。
- 体重
- 体脂肪率
- 皮下脂肪率
- 体水分率
- 筋肉量
- タンパク質率
- 骨量
- 基礎代謝
- 骨格筋率
- 内臓脂肪レベル
- BMI
- 身体年齢
- FFMI
- 除脂肪体重
- 安静時心拍数
FFMIとは、筋肉量の多さを示す数値で「マッチョ指数」とも呼ばれます。
体脂肪を減らし終えて、筋肉量を増やす段階に到達したアスリートに需要のある指標です。
1台で10人まで登録可能なので、3世代が暮らす大家族におすすめのモデルといえるでしょう。
「カラダスキャン HBF-228TSW」OMRON
乗るだけで自動的に測定できるだけでなく、登録してある個人を推定する自動認識機能を搭載したモデルです。測定時間は約4秒と、スピーディに以下の項目が測定できます。
- 体重
- 体脂肪率
- 骨格筋率
- 内臓脂肪レベル
- 身体年齢
- 基礎代謝
- BMI
BluetoothによるiPhone・Androidとの連携が可能で、毎日の体重の変化をグラフで確認できます。
大型液晶画面で測定値がわかりやすく、約28mmの薄型設計なので収納場所にも困りません。
登録人数は4人までです。
「体組成計 ES-26R-B」RENPHO
ブラックに赤字の表示がクールな印象の、アプリ連動対応の体組成計です。測定できる項目は以下の通りです。
- 体重
- BMI
最小限の測定項目ですが、体重の変化をグラフで確認でき、他のモデルに比べて安価なので体組成計で健康管理をはじめたいという方におすすめです。
個人の健康管理を一元化できるサービスの「Google health」や「Apple health」との連動も可能です。アプリ連動対応の体組成計を試してみたいという方にも向いているので、ぜひご検討ください。
「体組成計 BASIC第二世代 ES-32MD」RENPHO
アメリカのカルフォルニアに本社を置く「RENPHO」のアプリ連動対応体組成計です。
体に微弱な電流を流し測定するBIA技術を採用し、体重を正確に測定できます。
測定できる項目は以下のとおりです。
- 体重
- BMI
- 体脂肪率
- 皮下脂肪
- 内臓脂肪
- 体水分率
- 骨格筋
- 筋肉量
- 骨量
- タンパク質量
- 基礎代謝 など
Bluetoothで専用アプリに接続し、蓄積したデータをグラフにして推移を確認できるため、トレーニングの成果や身体の変化がわかりやすくなります。体組成計本体は強化ガラストップを採用しているため壊れにくく、汚れが落ちやすいためお手入れも簡単です。
「体組成計 PREMIUM第二世代 ES-WBE28」RENPHO
Wi-FiとBluetoothに対応しているため、毎回アプリを起動させる手間が要りません。
ユーザー自動認識機能がついているため、複数のユーザーが利用していても他の人に情報が表示される心配がなくあんしんして利用できます。
測定できる項目は以下のとおりです。
- 体重
- BMI
- 体脂肪率
- 皮下脂肪
- 内臓脂肪
- 体内水分率
- 骨格筋
- 筋肉量
- 推定骨量
- 基礎代謝
- 除脂肪体重
- 身体年齢 など
従来の電極方式ではなく、前面ガラスパネルのコーティング技術を採用し、精度の高い測定が可能です。専用アプリに登録できるユーザーは無制限なので、ご自宅の利用だけでなく施設での利用にも向いています。
「HUAWEI Scale 3 Pro」HUAWEI
HUAWEIが開発した体組成を検出するアルゴリズム「HUAWEI TruFit?」を搭載した体組成計で、
電気抵抗値などのパラメーターをもとに、データ検証とAI技術を組み合わせて体組成指標を測定します。
測定できる項目は以下のとおりです。
- 体重
- 体脂肪率
- BMI
- 筋肉量
- 体水分率
- 基礎代謝量
- 内臓脂肪レベル
- 骨格筋率
- 体内年齢
他のモデルのように両足で測定するだけでなく両手も合わせて、8つの電極で測定するため、より正確なデータを得られることが特徴です。専用アプリにはWi-FiとBluetoothで接続できるため、自動連携によりデータが蓄積されます。
「プレミアム体組成計 H20N」Inbody
Inbodyのプレミアム体組成計は、
業務用と同じ測定技術を採用し高精度な測定が可能です。
身長を入力して体組成計に乗るだけで10秒で、以下の項目の測定が完了します。
- 体重
- 体脂肪量
- 体脂肪率
- 骨格筋量
- 内臓脂肪レベル
- BMI
両腕・両足・体幹にわけた体組成の測定や、足の裏だけでなく両手、親指の電極による8点接触型電極による測定で、高い精度と再現性が高いデータの取得が可能です。測定データはBluetoothに連動したアプリを経由しクラウドに保存されます。スマートフォンを変えてもデータの引き継ぎができるので便利です。
アプリ連動対応の体組成計をつかってダイエット・トレーニングを促進させよう!
在宅勤務や外出自粛の影響により運動不足になり、体重が増えたという方は少なくないでしょう。ダイエットやトレーニングをはじめるために、体組成計を活用することをおすすめします。体組成計は、体重や体脂肪率、筋肉量、基礎代謝量など健康管理に役立つさまざまな項目を測定可能です。さらにアプリと連動させることで、スマートフォンに毎日の計測データを蓄積することもできます。
また蓄積したデータをグラフ化すると、ダイエットやトレーニングの進み具合が目に見えてわかるので、モチベーションを上げるのに役立ちます。アプリ連動対応の体組成計には、アプリと体組成計の連動方法や目的によってさまざまなタイプがあります。ここで紹介した製品を参考に、ご自宅でつかう体組成計を検討してみてはいかがでしょうか。
この記事が役に立ったら☆をタップ
役に立った