トレンド

毎週曜日更新

おいしい秋の食べ物を楽しもう!食欲が増す3つの理由も解説

「食欲の秋」とよくいいますが、秋になると梨やさつまいも、サンマなどおいしいものをたくさん食べたくなります。 秋には、セロトニンの分泌量が減ったり冬に向けて基礎代謝が増えたりすることで、食欲が増すといわれています。それだけではなく、秋になるとおいしい食べ物がたくさん出回るため、どうしても食欲が増えてしまうものです。
今回の記事では、秋が旬の食べ物について食材別に解説します。そのほかにも、秋におすすめの食べ物をつかったレシピなどがわかる内容になっているので、詳しく知りたい人はぜひ最後までご覧ください。
※記事の内容は記事公開時点のものです。

食欲の秋といわれる3つの理由

「食欲の秋」というように、秋になると食欲が増す人がたくさんいます。 なぜ秋に食欲が増すのでしょうか。この章では、秋になると食欲が増す理由を解説するので、参考にしてみてください。

セロトニンの分泌量が減る

秋になると食欲が増すのは、セロトニンとよばれるホルモンが原因のひとつです。 セロトニンには、満腹中枢を刺激して食欲をおさえる働きがあります。秋になると日照時間が短くなりセロトニンの分泌量が少なくなるため、食欲が増すといわれています。
また、セロトニンの分泌量が減るとトリプトファンという栄養素を体が欲するようになるのも、秋になると食欲が増す理由のひとつです。トリプトファンはチーズや肉類などを食べることでしか摂取できないので、食欲増加につながります。

冬にむけて基礎代謝が増える

秋になると食欲が増える理由のひとつは、基礎代謝です。 人間の体は寒くなってくると、体温を維持させようと基礎代謝が上がります。基礎代謝が上がることで体内のエネルギーや脂肪が燃焼されて失った分を食事で補おうとするため、食欲が増えるといわれています。

旬のおいしい食べ物が多い

「実りの秋」というように、秋にはさつまいもや栗、梨など旬をむかえる食べ物がたくさんあります。 おいしい食べ物がたくさん出回る時期であるため、秋に食欲が増す要因のひとつと言われています。
次章は、秋のおすすめ食べ物の紹介です。果物や野菜、魚介類についてそれぞれ紹介するので、具体的にどのような食べ物が秋に旬をむかえるのかご覧ください。

おすすめの秋の食べ物~野菜~

秋に旬をむかえる野菜はたくさんあります。 以下のような野菜があげられます。

  • かぼちゃ
  • きのこ類
  • さつまいも
  • ごぼう
  • 里芋

それぞれの食べ物の特徴やおいしいものの見分け方などを解説するので、料理の食材としてつかうときの参考にしてみてください。

かぼちゃ

かぼちゃ

ハロウィンでもよく目にするかぼちゃは、やさしい甘みとほくほくの食感が特徴の秋が旬の食べ物です。 煮物にしたりサラダにいれたりと、さまざまな調理方法があります。かぼちゃはとれたてがおいしいというわけではなく、収穫してから1か月ほど冷暗所に置くことでデンプンが分解し糖分が増えておいしくなります。
よりおいしいかぼちゃを食べたいときは、軸が太くて切り口が乾燥しているものや皮が固くて表面にツヤがあるものを選びましょう。カットされたかぼちゃを購入するときは、種とワタがつまっているものがおすすめです。

きのこ類

きのこ類

しいたけや松茸、舞茸、しめじなどのきのこ類も秋の味覚のひとつです。 カロリーが低く、食物繊維やビタミンなどの栄養素が豊富という特徴があります。きのこ類はそのまま焼いて食べてもおいしく、そのほかお吸い物や炊き込みご飯、スープなどさまざまな楽しみ方ができます。きのこ類のなかでも、特に松茸は秋の高級な食べ物として人気です。松茸を購入するときは、軸が丸くて短く固いものや面が乾燥していないものを選ぶのがおすすめです。

さつまいも

さつまいも

さつまいもはスーパーで一年中購入できる食べ物ですが、秋が旬で収穫時期をむかえます。 さつまいもは食物繊維やビタミンCなどが豊富で、ダイエットや美容によいといわれています。 おいしいさつまいもの選び方として、ずっしりしているものや皮に傷や黒い斑点がなくてハリのあるもの、色が均一のものを選びましょう。さつまいもは乾燥と低温に弱いので、購入したあとは冷蔵庫にいれず新聞紙に包んで冷暗所で保管してください。

ごぼう

ごぼう

ごぼうは、シャキシャキとした食感や独特の香りが楽しめる秋が旬の食べ物です。 食物繊維やミネラルなどが豊富で、健康によい食べ物といわれています。ごぼうはサラダやきんぴらごぼう、煮物などさまざまな調理法で楽しめます。ごほうを購入するときは、太さが均一で弾力があるもの、ひげ根が少ないものを選ぶのがおすすめです。太すぎるごぼうは、身のなかに空洞ができている可能性があるため、なるべく避けるようにしましょう。

里芋

里芋

独特の食感が楽しめる里芋は、煮物やみそ汁などにして食べる秋が旬の食べ物です。 里芋にはガラクタンやグルコマンナン、カリウムなどの栄養素が豊富で、腸内環境を整えたり血糖値の上昇を防いだりとさまざまな効果が期待できます。 おいしい里芋を選ぶときは、土がついて湿り気があるものやたて模様がはっきりしているものがおすすめです。乾燥すると鮮度が落ちてしまうため、購入後はひとつずつキッチンペーパーに包んで紙袋などにいれて保存しましょう。

おすすめの秋の食べ物~果物~

続いては、果物のなかからおすすめの秋の食べ物を紹介します。おすすめの秋の果物は、以下のとおりです。

  • ぶどう
  • みかん

果物の楽しみ方として、果物狩りに出かける人がたくさんいます。 秋に旬をむかえる果物のなかにも、果物狩りができる種類がたくさんあるので、おいしいものを選ぶときの参考にしてみてください。 果物狩りに興味がある人は、年間スケジュールや便利なアイテムを紹介しているので、ぜひ以下の記事をご覧ください。

柿

10月に出荷のピークをむかえる柿は、ほどよい甘みと熟れることで食感が変わる特徴的な果物です。 生でそのまま食べるだけではなく、ジャムにしたりスイーツの材料にしたりできます。 おいしい柿を選ぶなら、全体的にオレンジ色に色づいているものや皮やヘタにハリ・ツヤがあるものがおすすめです。柿は、ビニール袋にいれ冷蔵庫で保存すると1週間ほどキープできます。

梨

梨は、品種によって収穫時期が異なり、7月~11月ごろまで楽しめる果物です。 主な品種として、幸水や豊水、二十世紀などがあります。一般的に、ずっしりと重みがある梨や皮にシワがなくてハリがあるものがおいしいといわれています。梨は水分が多いので、乾燥しないよう、ひとつずつラップや新聞紙に包んで袋に入れて冷蔵保存しましょう。保存するときは、ヘタが下になるようにしてください。また、傷みやすい果物なので早めに食べきることをおすすめします。

ぶどう

ぶどう

ぶどうは、梨と同じく品種によって収穫時期が異なり、7月から11月ごろまで楽しめます。皮まで食べられるぶどうや種がないものなどがあり、小さいお子さんでも食べやすい品種がたくさんあります。 ぶどうは、実に白い粉のようなものがついているものや全体的に色づいているものを選ぶのがおすすめです。 保存する際には、大粒のぶどうは一粒ずつとって保存容器に入れて冷蔵保存すると1週間ほど持ちます。小粒のぶどうの場合は、湿度を適度に保つためペーパータオルに包んでから保存容器に入れるのがおすすめです。

栗

栗は、ビタミンやタンパク質などさまざまな栄養素が豊富な食べ物です。 栗きんとんや炊き込みご飯などさまざまな調理方法があり、ゆでてそのまま食べるのもおすすめです。下処理が大変なので生の栗を購入するケースは少ないかもしれませんが、購入する場合はふっくらとして丸みがあるものや皮が固くハリ・ツヤがあるものを選びましょう。新聞紙に包んで保存すれば1週間、天日干ししてからなら3か月ほどの保存ができます。

みかん

みかん

一般的にスーパーなどで販売されているみかんは「うんしゅうみかん」という種類で、皮がむきやすくて食べやすいという特徴があります。 みかんがおいしい季節は秋から冬にかけてで、糖度が11~13度ほどあり、12度以上が甘くておいしいみかんといえます。 おいしいみかんを選ぶときは、横から見て平らな形をしているものや軸(ヘタの中心部)が細いものがおすすめです。

おすすめの秋の食べ物~魚介類~

旬 魚

秋には、旬をむかえる魚介類もたくさんあります。

  • サンマ
  • 牡蠣
  • カツオ
  • サバ

秋におすすめの魚介類を食べて楽しみたいという人は、参考にしてみてください。

サンマ

サンマ

秋に旬をむかえる魚介類の代表は、サンマです。塩焼きで食べたり蒲焼きにしたりと、秋にサンマを食べるのを楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。 サンマは9月から10月ごろに旬をむかえる魚で、タンパク質やビタミン・ミネラル、EPA、DHAなどの栄養素が豊富です。 おいしいサンマの見分け方として、目が白く濁っていないものやお腹に弾力があって頭から背が盛り上がっているものを選ぶようにしましょう。

鮭

鮭は一年を通して食べられる魚介類ですが、特に秋鮭は脂が少なく、オスは白子を、メスは卵を持っているという特徴があります。 そのまま塩焼きにするだけではなく、ホイル焼きやフライ、ムニエルなどさまざまな調理方法が楽しめます。おいしい鮭が食べたいときは、皮にシワがなくハリがあるものや身が鮮やかなもの、切り口にツヤがあるものを選びましょう。

牡蠣

牡蠣

「別名:海のミルク」と呼ばれる牡蠣は、亜鉛・鉄などのミネラルやビタミン類、アミノ酸などの栄養素を豊富に含んでいる秋の味覚です。 栄養を効果的に摂取するためには生のまま食べるのがおすすめですが、食中毒になる可能性があるため、加熱用として販売されている牡蠣は必ず火を通すようにしてください。
おいしい牡蠣の選び方として、殻に厚みがあり重たいものや貝柱が大きく半透明なものがおすすめです。レモンとかけて生で食べたり、炊き込みご飯に入れたりと、秋の味覚を楽しんでみてください。

カツオ

カツオ

カツオは、タウリンやビタミンなどの栄養素が豊富で、春と秋の年に2回旬をむかえる魚介類です。 秋に旬をむかえるカツオはもどりがつおやトロカツオといい、脂がのっているのが特徴です。刺身としてそのまま食べたり、カツオのたたきとして調理したりするのがおすすめになります。おいしいカツオの見分け方として、皮と身のあいだに脂肪が多いものや切り口が虹色に光っていないものを選びましょう。

サバ

サバ

サバは、タンパク質やEPA、DHAなどの栄養素が豊富な魚です。 特に皮にはビタミンB2が豊富に含まれているので、サバを食べるときは皮ごと食べるのがおすすめです。 ビタミンB2には脂質をエネルギーに変えるはたらきや、新しい細胞を作り皮膚・粘膜を健康に保つ効果が期待できます。おいしいサバの見分け方として、目が澄んでいるものやエラが鮮紅色のものを選びましょう。

秋の食べ物をつかったおすすめレシピ2選

きのこ類や栗など、秋にはおいしい食べ物がたくさんあります。 この章では、秋が旬の食べ物をつかったおすすめレシピを紹介します。秋の味覚を楽しめるレシピを知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

きのこのクリーム煮

材料(4人分)

  • 鶏もも:肉1枚
  • しめじ:1パック
  • まいたけ:1/2パック
  • エリンギ:1本
  • 玉ねぎのみじん切り:大さじ1
  • 薄力粉:大さじ2
  • 牛乳:2カップ
  • コンソメ(固形):1個
  • 塩:小さじ1/2
  • 砂糖:小さじ1/2
  • 水:1カップ
  • サラダ油:大さじ3
  • パセリのみじん切り:少々

作り方
  1. 1.鶏肉をそぎ切りにカットする。しめじとまいたけ、エリンギも食べやすい大きさに切る。まいたけは、サランラップをかけずに電子レンジで20秒(600W)加熱する。
  2. 2.鍋にサラダ油大さじ2をいれ、玉ねぎのみじん切りをいためる。
  3. 薄力粉をいれて混ぜあわせたら火を止め、牛乳とコンソメ、塩、砂糖、水を入れる。弱火にかけ、混ぜながら15分ほど煮る。
  4. 3.フライパンにサラダ油大さじ1を入れて鶏肉を焼く。
  5. 4.3の鍋に焼いた鶏肉、しめじ、エリンギ、まいたけを入れて煮る。このとき、かき混ぜすぎないように気をつける。
  6. 5.お皿に盛って、パセリのみじん切りを散らしたら完成。
きのこ類だけではなく、かぼちゃや鮭などを入れるのもおすすめです。

栗ごはん

材料(4人分)

  • 米:2合
  • 水:2と1/3カップ
  • 塩:小さじ1
  • みりん:大さじ2
  • 栗(皮なし):10~12粒

作り方
  1. 1.お米を炊く30分前に洗い、水気を切っておく。
  2. 2.栗はたてに1/2サイズにカットする
  3. 3.炊飯器に洗ったお米と水、塩、みりんを入れる。
  4. 4.お米の表面を平らにしたら栗を入れて、通常通り炊いて完成。
栗は甘露煮をつかっても大丈夫です。 甘露煮をつかう場合、米と水を同じ量にしてください。

食欲の秋は旬のおいしい食べ物を楽しもう

「食欲の秋」というように、秋になるとセロトニンの分泌量が減り基礎代謝が増えることで、食欲が増加するといわれています。 秋に旬をむかえる食べ物は多く、さつまいもや栗、サンマなどの収穫量がピークになります。 スープや炊き込みご飯、煮物など秋の食べ物を楽しむ方法はたくさんあるので、ぜひ試してみてください。

この記事が役に立ったら☆をタップ

役に立った

RANKING

ランキング