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自宅で簡単!燻製におすすめの食材や変わり種は?やり方やレシピも徹底解説

みなさんは自宅で簡単に燻製ができることを知っていますか?今回は、燻製におすすめの食材や変わり種、燻製のやり方やレシピなど詳しく解説します。

※記事の内容は記事公開時点のものです。

そもそも燻製とは?

そもそも燻製とは?

燻製の特徴を知っていますか?ここでは、燻製の特徴を詳しく解説します。

燻製とは、塩漬けにした肉や魚に木材などを燃やした煙をかけることで、特有の風味や保存性を高めたものをいいます。

日本の伝統的食品としては、かつお節や秋田県のいぶりがっこなどがあります。ほかにも、スモークサーモンやベーコン、スモークハム、燻製卵などは、おつまみとして有名ですよね。

では、燻製は具体的にどんな道具や食材をつかってどのように作っているのか、また燻製の種類はどのようなものがあるかなど、詳しくみていきましょう。

燻製は3種類あるって知ってた?

燻製は3種類あるって知ってた?

燻製には3種類の方法があることを知っていますか?ここでは、各製法の特徴や温度や時間、方法、適した食材などを詳しく解説していきます。

熱燻(ねっくん)

熱燻とは、80〜140℃の高い温度で、1〜2時間という短時間で燻煙を出す方法です。素材の水分がしっかり残っているため、しっとりジューシーな仕上がりになるのが特徴です。

熱燻に適した食材は、卵、チーズ、ホタテ、豚バラ肉などがおすすめです。

この方法は表面がこんがりと燻されているため香り豊かな仕上がりになっていますが、保存性は期待できないため、作ったらすぐに食べきってしまうようにしましょう。

熱燻は、ほかの2種類と比較すると、手軽に作ることができるため、自宅やキャンプなどのアウトドアで実践しやすい方法ですよ。

温燻(おんくん)

温燻は、冷燻と熱燻の中間のような製法で、30〜70℃の温度で1〜7時間燻煙する方法です。食材の水分が半分残っているため、出来上がりがやわらかい仕上がりになるのが特徴です。

温燻に適した食材は、ロースハム、ベーコンなどがおすすめです。

スーパーやコンビニでも販売されている真空包装された温燻は、冷蔵庫で一定期間であれば保存できますが、包装を開けた後は保存性が保てないので、早めに食べきるとよいでしょう。

冷燻(れいくん)

冷燻は、20〜30℃の温度で数日〜数週間という長期間燻煙をつける方法です。

じっくりと時間をかけて燻煙することで食材の水分が抜け、長期保存が可能になります。

また、噛めば噛むほど味が出るといったような硬くて奥深い味や旨味も強くなるのが冷燻の特徴です。

冷燻に適した食材は、スモークサーモン、生ハム、ビーフジャーキーなどがおすすめです。

下準備や温度調節がほかの製法と比較すると慎重に行わないといけないので、燻製中級者以上の方におすすめな製法です。

燻製に必要な道具は?

燻製に必要な道具は?

燻製に必要な道具を知っていますか?ここでは、燻製に必要な道具やその特徴、選び方を紹介します。

フライパン

自宅に燻製器がなくても自宅にあるフライパンで燻製ができます。

フライパンでなくても、中華鍋や深めの鍋があれば活用できますよ。燻製にはふたも使用しますので、準備を忘れないようにしてくださいね。

鍋やフライパンを選ぶときは必ずテフロン加工が施されていないものを使用しましょう。その理由はテフロン加工が空焚きNGだから。空焚きによりテフロン加工が剥がれるだけでなく、有害ガス発生の恐れもあります。必ず鉄製のフライパンやホーロー鍋などを使用してくださいね。

フライパンや鍋に燻煙がついてしまうことが気になる方は、燻製専用の鍋として購入してもよいかもしれませんね。
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スモークチップ・スモークウッド

スモークチップやスモークウッドなどの木材も必要です。火をつけて煙を立ち上らせて独特な香りを出し、食材に風味や香りをつけるものです。

スモークチップやスモークウッドにはさまざまな種類があります。

たとえば、香りにパンチがあり、魚介や羊肉にも合う「サクラ」や、まろやかで甘い香りがあり、鶏肉や白身魚に合う「リンゴ」などがあります。

使用する食材や好みによってスモークチップやスモークウッドを変えてみると、より楽しめるでしょう。
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アルミホイル

燻製を作るためには、アルミホイルも必要な道具の一つです。

アルミホイルは、鍋の底に敷いてスモークチップをのせるときや、チーズやナッツを燻製するときに網の上に敷いて使用します。

フライパンの底にアルミホイルを敷くことにより、焦げつきを防止することができます。

アルミホイルも100円ショップやドラッグストアなどで手軽に購入することができますよ。
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燻製するためには、網も必要な道具の一つです。

網は、肉や魚、ハムなど燻製する食材を置くためにつかいます。

自宅にある網を使用してもよいですが、燻煙がつくことを気にされる方は、100円ショップで網が販売されていますので、購入することをおすすめします。

頻繁に燻製をされる方は燻製専用の網を用意してもよいかもしれませんね。
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燻製器

本格的に燻製をしたいと思っている方には、燻製器の購入をおすすめします。

燻製器には燻製ができるロースターや段ボール型のものもあります。段ボール型の燻製器は比較的安価で販売されていますので、鍋に香りがつくことが苦手な方にはぴったりな方法です。

また、繰り返し使用できるのでコストパフォーマンスもよく、案外コンパクトなため、収納に困らないのでおすすめですよ。
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意外に簡単!燻製の工程

意外に簡単!燻製の工程

燻製の調理工程を知っていますか?ここでは、簡単にできる燻製のやり方を詳しく解説していきます。

下味をつける

まず、燻製する前に下味をつけるために、素材に塩をふりかけて漬け込みます。

このときに塩のほかに、砂糖やスパイスなども一緒に加えて混ぜて調味します。

塩漬けの方法はふり塩とたて塩の2種類があります。ふり塩は、乾塩法とも呼ばれており、素材に塩や砂糖、スパイスを混ぜたものを直接まぶす方法です。ふり塩の塩分濃度は、食材の重量の1.5〜3%くらいを目安にするとよいですよ。

たて塩は、ソミュール液法で、塩分濃度30%程度の水に砂糖やスパイスを入れて火にかけて沸騰させてから冷ましてこした液に食材を漬け込む方法です。

乾燥させる

食材の塩抜きが終わったら風通しがよい場所で乾燥させます。この一手間がとても大事で、深みと旨味を増していきますよ。

夏や梅雨など気温が高くなる時期は、冷蔵庫のなかに入れておくことがよいでしょう。

乾燥させるときのポイントは、食材の表面の水分が乾くまでしっかりと乾燥させることです。表面に水分が残っていると煙の苦味成分が付着してしまい、完成時の燻製の味に影響が出てしまいます。

完全に食材を乾かしておくことで、香り高い美味しい燻製を作ることができますよ。

燻製にする

食材が乾燥したら、燻製にしていきます。今回は燻製器を使用する方法と、燻製器をつかわずフライパンを使用する方法を紹介します。

燻製器を使用するときは、はじめに燻製器のなかにスモークチップやスモークウッドを入れて火をつけます。そして、食材を入れてふたをして燻煙します。食材を網の上にのせる場合は、網に食用油を塗ると、食材と網がくっつくのを防ぐことができますよ。

燻製器をつかわずフライパンを使用する場合は、はじめにフライパンの底にアルミホイルを敷いてスモークチップを置きます。その上に網をのせたら、網の上に食材を置き、ふたをして加熱して燻煙します。

燻製におすすめ!人気の食材

燻製におすすめ!人気の食材

燻製におすすめの定番食材の特徴やおすすめポイントを詳しく解説します。

燻製食材のなかでも定番の卵ですが、作り方はとても簡単です。

卵を好みの固さに茹で、漬け汁に浸して水分をしっかりと拭き取ってから燻製にします。

燻製された卵はそのまま食べてももちろん美味しいですが、ポテトサラダやサンドイッチの具材として活用することもおすすめです。
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チーズ

チーズはそのまま食べても風味や香りが高くて美味しいですが、燻製することにより、さらに深みのある風味や香りが出て美味しいです。

燻製したチーズはワインに合いますが、意外にもさっぱりとした日本酒にも合いますので、ぜひ試してみてくださいね。
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ベーコン

市販のベーコンをつかって燻製する方法と、豚バラブロック肉からベーコンを作って燻製する方法の2つがありますが、後者の方が風味豊かな燻製を作ることができるのでおすすめです。

手間はかかりますが、期待以上の燻製ベーコンを味わえますので、ぜひ挑戦してみてください。
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ハム

ハムはコンビニやスーパーなどで手軽に購入でき、晩酌のお供としてもよく食べられるかと思います。このハムに燻製という一手間を加えることで、ワンランクアップしたおつまみを作ることができます。

また、余った燻製したハムは、ポテトサラダやサンドイッチ、サラダなどの具材に活用してもよさそうです。
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ソーセージ

ソーセージは茹でたり焼いたりと美味しく食べる方法はさまざまですが、燻製にするとさらに美味しくいただくことができます。

燻製によって深みのあるスモーキーな香りがプラスされたソーセージは、パンに挟んでホットドッグにすると、いつもと変わった味を楽しむことができますよ。
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ホタテ

ホタテはもともと旨味が強いため、燻製にするとさらに豊かな風味や香りを楽しむことができます。

また、燻製方法によって食感を変えることができるため、さまざまなレシピに活用することができるのでおすすめです。
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イカ

燻製食材のなかで男性人気が高いのがイカです。

そんなイカの燻製を安く作るなら、冷凍ロールイカをつかって作るのがおすすめですよ。

また、イカの燻製は日本酒と相性抜群ですので、ぜひ晩酌のお供に作ってみてくださいね。
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サーモン

サーモンは、冷燻、温燻、熱燻のどの方法にも合うので、いろいろな燻製を楽しむことができます。

また、燻製したサーモンはサラダの具材やマリネ、チーズと一緒に食べると美味しいのでぜひ試してみてください。
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明太子

明太子は味付けが濃い食材であるため、燻製することにより塩辛さを感じます。これがカラスミの味わいに似ていることから、大人気な食材の一つです。

明太子の燻製も日本酒との相性が抜群ですよ。
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ナッツ

もともとナッツ自体に塩気がついているためそのままでも美味しいですが、燻製することによりスモークな香りが加わり、お酒がすすむおつまみになります。

また、ビールやウイスキー、ワインなどに相性抜群ですよ。
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燻製にできる変わり種の食材は?

燻製にできる変わり種の食材は?

燻製にできる変わり種の食材の特徴や、燻製にする際のおすすめポイントなども詳しく解説します。

ポテトチップス

パリッとした食感とスモーキーな香りが相性抜群のポテトチップスですが、変わり種のなかでも人気な食材です。

いろいろな味のポテトチップスで燻製を楽しんでみるのもおすすめですよ。

また、ポテトサラダに燻製したポテトチップスを砕いて入れると、いつものポテトサラダとは違った食感や風味が得られるので試してみてください。
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餃子

餃子を燻製にすると、皮がこんがりときれいに色づいてパリパリに、なかはふっくらジューシーに仕上がります。噛めば噛むほど美味しさが感じられる一品になります。

冷凍餃子でも燻製できるため、手軽に作ることができますよ。
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豆腐

水分を豊富に含んでいる豆腐は、燻製に不向きと思われがちな食材ですが、水分をしっかりと抜いて燻製にすると、チーズのようなコクのある味わいに変化します。

燻製した豆腐はねっとりとした食感になり、クセになるおすすめの食材です。
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マシュマロ

マシュマロは燻製にすると、香ばしさとトロッとした食感がやみつきになる食材です。

乾燥させる手間がなく、そのまま燻製に使用できるためおすすめです。

女子に人気な食材ですので、バーベキューなどみんなで集まるときに作るとよいでしょう
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燻製した食材をつかったおすすめのレシピ

燻製した食材をつかったレシピやそのポイントを紹介します。

お酒がすすむレシピ!燻製ポテトサラダ

お酒がすすむレシピ!燻製ポテトサラダ

<材料:2人分>
じゃがいも   :3個
燻製ベーコン  :50g
燻製チーズ   :50g
ブラックペッパー:適宜

▼A
燻製マヨネーズ :大さじ3
オリーブオイル :小さじ2
ブラックペッパー:少々
塩       :少々

①燻製ベーコン、燻製チーズは1cm角に切る。
②じゃがいもにふんわりとラップをかけて、600Wのレンジで6〜8分、やわらかくなるまで加熱する。取り出して熱いうちに皮をむき、粗く潰す。
③②にAを加えて混ぜ、さらに①を加えて混ぜる。
④器に盛り付け、お好みでブラックペッパーをかける。

【栄養について:2人分】
エネルギー:968kcal
たんぱく質:25g
脂質:75.5g
糖質:28.4g

レシピのポイント

食材を燻製することで、栄養成分が凝縮されて栄養価が高まります。

ベーコンは燻製することによって、脂質が落ちてグルタミン酸がアップします。

また、チーズも燻製にすると脂質が落ちてアミノ酸がアップするため、美肌や美髪に効果が期待できますよ。女性にとっては特にうれしい効果ですよね。

今回のレシピは燻製した食材をたくさん使用しているので、燻製の風味や香りをしっかりと感じることができるレシピとなっております。

ぜひ試してみてくださいね。

スモークサーモンと紫玉ねぎのマリネ

スモークサーモンと紫玉ねぎのマリネ

<材料:2人分>
スモークサーモン     :60g
紫玉ねぎ         :1/4個
グレープフルーツ(ルビー):1/2
ディル・レッドペッパー   :適宜

▼A
オリーブオイル      :大さじ2
酢            :大さじ1
砂糖           :少々
塩            :少々

①紫玉ねぎは薄切りにし、水に晒し、水気を切る。グレープフルーツは皮をむき、房にわける。
②ボウルにAを入れて混ぜる。
③器にスモークサーモン、①を盛り付け、②をかける。お好みでディル・レッドペッパーを飾る。

【栄養について:2人分】
エネルギー:345kcal
たんぱく質:14.3g
脂質:26.6g
糖質:11.5g

レシピのポイント

こちらはさっぱりとしたレシピになっており、白ワインとの相性がよい一品です。燻製の香りを楽しみながら白ワインと一緒に食べてみてくださいね。

燻製することにより、燻煙中のポリフェノール化合物と食品中の脂肪などの成分が合わさって食欲そそる香りが生まれます。

また、燻煙には魚や肉特有の生臭いにおいを消す効果もあります。燻製直後より燻製して数日おいた方が香りが落ち着いて美味しくなります。

晩酌のお供に作ってみてはいかがでしょうか。
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まとめ

自宅で簡単!燻製におすすめの食材や変わり種は?やり方やレシピも徹底解説

今回は燻製についてや燻製の種類、やり方、おすすめの食材やレシピなどを中心にご紹介しました。

ご紹介した食品はdショッピングにも載っていますので、そちらをご覧ください。

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監修者:合同会社HITOOMOI 浜崎保奈美(管理栄養士)

合同会社HITOOMOI所属。管理栄養士として栄養計算や記事の監修、栄養面を加味したレシピ・商品開発を担当している。体によいだけではなく、見ても楽しめるデザイン性に優れたお洒落な料理の提案を得意とする。

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